■阿部寛主演作も! ディズニーの「オリジナルコンテンツ」制作の脅威

「450人リストラ」があったネトフリには「会員数減少」以外の厳しい試練も待っている。

「世界一のエンターテインメント企業である、ディズニーによる配信サービスの『Disney+』が、日本でのオリジナル作品の制作に本腰を入れてきているんです。 

 現時点では、阿部寛(58)が主演するドラマ『すべて忘れてしまうから』が9月から配信開始予定です。それ以外にも、柳楽優弥(32)主演のサスペンスドラマ『ガンニバル』も決定している。また、主演は未発表ですが1992年に本木雅弘(56)が主演した映画『シコふんじゃった。』の続編ドラマが周防正行監督(65)によって撮影されることが発表されています。

 地上波で主演を張れば世帯視聴率20%超を取る阿部を始め、この3作品だけでも豪華なラインナップですが、まだまだ大作が控えており、多くの新企画が水面下で動いていると業界で噂になっていますよ」(前出の夕刊紙デスク)

 アメリカのウォルト・ディズニー本社は、2021年10月~12月期の決算で、218億1900万ドル、日本円にして約2兆5200億円の売り上げ高を記録した。そのような超強力なエンタメ企業が「コンテンツ制作では絶対に負けない」と、ネットフリックスに対して真っ向勝負を挑もうとしているのだ。

「最近のネトフリジャパン制作ドラマでは、米倉涼子(46)主演の『新聞記者』がありましたが、そこまで話題になりませんでした。その上、会員数減少でコスト削減が始まったなか、超強力なオリジナル作品を準備している『Disney+』が猛追してくるという修羅場に立たされている。

 ゆりやん、剛力、唐田が超過酷な増量をして挑む『極悪女王』も、もしかしたら危ういことになるかもしれませんね。ドラマは2023年に配信開始予定ですが、その頃にはネトフリの栄華は続いておらず、ドラマがまったく話題にならない、なんて可能性も十分ありえるでしょうね……」(前同)

 3人が過酷な役作りで挑む『極悪女王』は、多くの人に見られるヒット作となるだろうか!?

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