■愛・飯豊まりえの評価が急上昇

 一方、愛に対する視聴者の同情の声は、ツイッター上で回を追うごとに増えている。登場当初から、身勝手な発言が多いキャラクターの中で、彼女だけが常識を持っていると評判で、多くの視聴者が「愛には幸せになってほしい」という声を寄せている。

 また、和彦への愛と、暢子との友情の間で揺れる、飯豊の複雑な感情表現の演技を評価する声も多い。『岸辺露伴は動かない』(NHK総合)や『恋なんて、本気でやってどうするの?』(TBS系)など、話題作の出演が続いており、今、勢いを感じさせる俳優のひとりだ。

 今後、暢子が生まれて初めて自分の恋愛感情に気づくようだが、どう転んでも、この四角関係はわだかまりを残すことになりそうだ。しかし、ドロドロになればなるほど、飯豊の悲劇のヒロイン度は高まる。作品の評価は別にして、飯豊としてはおいしい展開かもしれない。

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