■実は似た者同士?

「全校集会に2人が登壇した際は『モニタリング』が2人にも黙っていた企画として“ダンス部のための大きな鏡”がクリア景品の“プレッシャー小杉くん”というゲームに挑戦したんです。ランダムなタイミングで人形が棒を落とすので、それを赤いラインより下の位置で2人とも掴めれば成功という番組恒例企画ですね。ここでも対照的な姿を見せてました」(前出の専門誌記者)

 ここで中村は、

「反射神経だけは褒められてきたんでね。スタタタタンと取って。ただ、いまスゴい脇汗は出てますよ」「みんなが応援してくれればくれるほど、僕の握力も力が出る。もう握りつぶさんばかりのね!」

 と、ワイプでブラックマヨネーズ小杉竜一が思わず「自分でよう追い込むな!」とするくらいプレッシャーをかけ続けてしまい、そのビッグマウスに反して失敗してしまう、という一幕があった。

 落としたわけでなく「つかむのが遅すぎてラインを超えた」というものだったため「取った!」と言い張ったり、生徒150人のアンコールに「この若者の声を聴きましょうよ!」「これからの未来をつくる!」「架純ちゃんが成功したらほしいよね?」と拝み倒した一方で、有村は「よっしゃ!」「やるぞー!」と多くを語らずゲームに挑み、余裕のクリアを果たす、という実に対照的な姿を見せたのだ。

 そんな実に対照的な結果になった一方で、実は似た者同士な部分もある。

 2月2日に映画『前科者』の公開記念舞台挨拶で、有村は自身を「緊張しやすい者」「わりと堂々として見えがちだけれど、手汗もすごくかくし、撮影前は眠れない。常にドキドキしっぱなし」と評していたことがある。

 その一方で、5月22日に『シネマトゥデイ』で中村は「僕自身、緊張していても周りからはそう見えないと言われることも多いですが、それは水鳥のようなもので。スイスイと泳いでいるように見えても、実は水の下ですごくあがいている」と答えているのだ。

 実は水面下では常に緊張しているという共通点のある2人。ドラマでも息ピッタリの演技を見せてくれるはずだ!

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4