■「取材拒否」の真相は明かされたが…

 しかも、その理由として、番組内で匿名希望の陣営関係者からの情報として「生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから」という理由だったことに、池上はもちろん他の共演者からも困惑の声が上がった。

「そもそも有権者に”ぜひ私に投票してください”って選挙中、ずっと言い続けてきたわけですよね。

 でしたら、もし当選が決まるのであればそれに対してこれから、こういうことをやっていきますということを皆さんに伝えるということが政治家としての責務、責任ではないのかなと思うんですね。

 それがインタビューに対する自信がないのかもしれませんけど、それでも何かを答えるというのが国会議員になれば責任が出てくるのではないかと思います。そういう意味では、とても残念です」

 と、池上は辛らつにコメントしていた。

 その後、生稲氏は初当選を確実にし、おニャン子メンバー初の国会議員となったが、池上特番の放送後から、ネット上では「全局取材拒否」について大炎上。一夜明けての11日付の『スポニチアネックス』の取材に対して、生稲陣営の広報担当者は、

「厳しい戦いが続いていて、いつ結果が出るか分からない状況だった。予定が詰まっていたので、1社出れば全社に出演しなければならないという中で、0か100の判断で0を選んだ」

 と、コメントしている。

《とても大変な道のりでしたが、皆様のおかげでここまでたどり着くことができました。ご支援に心から感謝申し上げます》《ここからの6年間、全力で働いていきます!》

 生稲氏はそう当選報告と感謝のツイートをしているが、同時にツイッターでは《全局拒否》がトレンド入りを果たしており、いまだに騒動は落ち着いてはいないようだ。

 予想外の方向から、大きな荒れ模様となった参議院選挙。この結果で日本は変わるのかー-。

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