■中国進出に懸念されていたこと

 これまで小倉は、以下のようにたびたび語っていた。

「たとえば女優がやりたいとか、そういった目標は、ないです。ひとつ大きな目標としてあるのは中国に行きたいということ。今は、お仕事の境目みたいなものや肩書きがなくなってきていると思うので、コレになりたいという目標はこれからもないと思います。でも、中国に行きたいことだけは、はっきりしています」(21年9月13日の『NEWSポストセブン』)

「中国語の勉強を始めてから4年ぐらい経ちます。もっともっと上達して、ネイティブな人と普通に会話が出来るようになりたいです」「80%ぐらいの意味が理解できます。中国版のYouTubeやTikTokを始めていて、まずは、私の名前を知ってもらえるように頑張っている途中です」(21年の洗顔フォーム『ミツハダ』の新製品発表会)

 着実と準備を進めているだけに頑張ってほしいところだが、2つの「壁」が存在するという。

「1つは、『バイキングMORE』(フジテレビ系)などにも出演している中国人ジャーナリストの周来友氏が、中国の文化と照らしあわせて小倉さんの中国進出について“難しい”と21年5月に『日刊ゲンダイDIGITAL』で論じていたこと。現地人で中国文化をよく知る周さんだけに、信ぴょう性の高い推測です」(前出の専門誌記者)

 周氏の意見を要約すると、

「中国は日本以上に倫理道徳に反することを非常に嫌うため、小倉の事務所や番組降板の辞め方の悪さがハンディになる」

「中国は肌露出の多いグラビアやセクシー路線は規制が厳しくなっていて、現に。中国で絶大な人気を誇る元セクシー女優の蒼井そらでさえも活動範囲が狭まっているため、目指すには遅い」

 ということだった。

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