フジ木10『純愛ディソナンス』は令和の『高校教師』になるか? ヘイセイ・中島裕翔の脱・爽やか青年“ゆがんだ純愛”にかける強い想いの画像
※画像はフジテレビ『純愛ディソナンス』公式ホームページより

 中島裕翔(28)主演の木曜劇場『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)が、7月14日にスタートする。高校の音楽教師と生徒の純愛を二部構成で描き、第一部では新任の音楽教師と生徒、第二部では5年後の既婚者と成人した独身者という設定で展開する、禁断のラブストーリーである。完全オリジナル作品ということで第1話に期待が高まる。

■不協和音が聞こえる純愛とは

「ディソナンス」とは“不協和音”の意味を持つことから、このドラマの何かが不安定であることを既に示しているだろう。主演の中島裕翔(28)は初の教師役、音楽の教科を担当するのだが、ピアノは未経験でこれまで弾いたことがなかったという。

 しかし、芝居に嘘がないようにするため、演奏のシーンも自分で弾くことを決意したというのだから、役へのこだわりや強い想いが伝わってくる。劇中でも重要なテーマ曲になるというモーリス・ラヴェル作曲の『泣き王女のためのパヴァーヌ』は、優雅で繊細な旋律を奏でる美しい楽曲だ。ピアノを弾く手元も映し出されるだろうから、中島の美しい横顔と、長い指先から紡ぎ出される美しい音色が堪能できるだろう。

 ヒロイン役の吉川愛(22)は、子役時代から多くの作品に出演しているため安定した芝居が期待される。当作品では、16歳の高校2年生と21歳を演じ分けることになるが、5年のタイムブランクを見た目だけでなく表情や仕草など内面から表現してくるだろう。見た目に変わり映えがない先生と、美しく成長した生徒の対比もドラマの見どころになるだろう。

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