■日テレはすでに『しゃべくり007』終了後を見据えている

 番組はネプチューンくりぃむしちゅーと50代以上のメンバーが中心で、一番若手のチュートリアルでも40代後半だ。

「3組ともベテランの域に達し、実力は申し分ありませんが、“これからの人たち”ではない。日テレとしては今のコア層、そしてこれからコア層になってくる子どもたちにも刺さるタレントを使いたい。手遅れになる前に新しい風を入れたいと手を講じようとしているといいます。

 そして実際に“『しゃべくり007』終了後”を見据えて動き出しているんです。白羽の矢が立っているお笑いコンビの1組が、シソンヌです」(前出のお笑いプロ関係者)

 2014年に『キングオブコント』で優勝して以降、実力派コント師としてお笑い番組を中心にドラマや映画などでも活躍するシソンヌは、じろう(43)と長谷川忍(43)のコンビ。

 特に長谷川は、元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏(46)もポスト博多大吉(51)、ポスト麒麟川島明(43)として注目していると公言しているほど、その実力はテレビマンの間でも評価されている。

「昨年3月には、深夜枠にシソンヌをはじめ、マヂカルラブリー空気階段ニッポンの社長が終結したコント番組『コントミチ「笑う心臓」』が日テレで放送されましたが、同番組を含め、シソンヌを起用した『しゃべくり007』終了後の番組を検討しているというんです。

 しかし、昨年の段階では結果を出すことができなかった。それでもシソンヌを含めて、相応しいタレントがいれば“ポスト『しゃべくり007』”のパイロット版の番組をどんどんやっていきたいという計画があるそうです。

 ただ、ここにきて『しゃべくり007』は超高視聴率を取っていますからね。さすがにここまで好調だと打ち切りは現実的とは思えませんが、日テレ内には次を見据えた計画が常にあり、シソンヌの大ブレイク待ちだとも言われていますね」(前同)

 不調の『VS魂』、絶好調の『しゃべくり007』と対照的な両番組だが、フジテレビと日本テレビの打ち切りにしたい気持ちは変わらない!?

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