■約7年間に“勧めていた”「電子水」

「電子水」とは2019年頃に大注目を集めた“水”で、“電子をたっぷり含ませた水”だという。肌に振りかけると、強い浸透力で潤いとツヤを与えてくれると、当時、モデルがテレビ番組などで発言していた。

「美容目的などで使われる電子水は、現在でも通販サイトなどで販売されていますが、当時、話題になった際、理科教育、科学コミュニケーションを専門にし、関連著書多数出版している大学の教授から、“電子をたくさん持っている水というのは、普通では存在しない”“『電子水』という概念は、科学的にはない”というコメントが出ています。

 諸説はあるのでしょうが、電子水は“眉唾もの”という見方が強い。木本さんが推薦していたのは、約7年前と言いますから、そうした“怪しい”という見解が出る前だったのかもしれませんが……」(前出の芸能プロ関係者)

 新たな商品、画期的なものを周囲に勧めるのが大好きだった模様の木本。しかし、そこに対する悪評はそこまで聞こえてこない。

「木本さんは無類の勧めたがり屋ですが、そこには常識があった。というのも、相手が興味を示さない限り、強引に“話を聞いて”ということはしなかったんです。だから、興味を示した人にのみ、楽屋などで詳細を語っていました。

 今回の投資トラブルは、直接お金が絡む話なので、さまざまな疑いの話が出ていますが、電子水を広めたところで、木本さんには1円も入らなかったでしょう。だから、彼の中では、その商品は本当に良い物と信じて、“興味があれば使ってみれば”と勧めていただけだと思いますよ。

 ただ、そうした無類の勧めたがりの一面が、今回の被害額7億円とも言われる大トラブルを招いてしまったのかもしれませんね……」(前同)

 8月にも本人による説明会見が開かれるという今回の大騒動。果たして木本はそこで、何を語るのだろうか――。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4