■加藤は『日経』をしっかり読んでいる人物

「加藤さんは『スッキリ』MCでもあるので、『日本経済新聞(日経新聞)』をはじめ4、5社の新聞を読んでいることを、18年の『極楽とんぼKAKERUTV』(ABEMA)で明かしています。また、この当時流行していた『ビットコイン』に対しても、しっかり勉強している姿を見せたこともありました。それだけに、利回りのあり得ない数字などに気付けなかった木本さんに、苦言を呈したくなった、という部分もあるかもしれません」(前出の専門誌記者)

 加藤はビットコインで儲けている若者に対して「ビットコイン170万まで落ちてんな。210万まで行ったけど。どう思ってる?」「ビットコインってもともとの成り立ちわかってっか?お前。ビットコインってもともとなんなんだよ」と質問する場面があった。こうした数字の変動を把握していることからも、常に状況を把握していることがよく理解できる。

「くわえて、加藤さんは43歳当時に自称“ちょぼちょぼ億円”の高級な、いわゆる『スッキリ』御殿を建てたことで知られていますが、これについても、21年12月27日放送の『芸人報道1時間SP~この一年で激変した芸人SP~』(日本テレビ系)でしっかりとローンを完済していることを明らかにしています。しかも、繰り上げ返済ですよ」(前同)

 加藤いわく「繰り上げ返済で家族は外食もしないで、ずっと切り詰めてやってきたから。繰り上げ返済頑張りましたよ」とのことだった。

 なお購入当時は「その時にお金があって、払うめどが立ったっていうのは一切ない」という状況だと説明してはいたものの、すでに『スッキリ』という帯番組のMCという安定した地位を築いていた件については、共演者から猛ツッコミを受けていた。

18年の『ガジェット通信』によれば、売れない時期の加藤さんはギャンブルで300万円も借金を作ってしまったといいますが、バイト先の常連さんに“芸人として売れるか売れないのかが一番のギャンブルなのに、なんでそんな小さいギャンプルしてるんだ”と言われて改心し、その後ギャンブルからすっぱり足を洗ったといいます。

 こうした経緯や『スッキリ』の立場もあり、現在の加藤さんは堅実なお金の動かし方についても勉強しているのかもしれませんね」(前同)

 美味しい話には、くれぐれもご用心――。

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