■Tverでも残念な結果に

 今回は、芸人兄弟の不仲から生じた殺人事件をきっかけに、3年前に捜査中の事故で死亡し、殉職として処理されている、兄・朝陽(毎熊克哉/35)に対する悠日の思いも描かれた。悠日は兄の背中を追って警察官を目指したが、警察学校のシゴキに耐えられず、半年で脱落していたという。

 また、悠日は、事故前日に兄から何度もかかってきていた電話に出ていれば、兄は死ななかったのではないか後悔していて、星砂に「話したいことがあるなら電話に出な」と言われる。悠日は、兄が残した留守番電話を相手に話しかけられたことで、ようやく前向きになれたようだった。

 視聴率で苦戦しているうえに、見逃し配信サービス「TVer」でも、前日放送の深夜ドラマ『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系)の初回に負けるイマイチな状態。それでも、ツイッター上の反響は、仲野の涙ながらの電話シーンへの称賛や、坂元脚本はセリフが刺さるなど、好意的な声が多かった。

 また、仕掛けの多い脚本と演出、クセの強い俳優陣の演技など、取っつきにくい内容だったため、「キャラが多いうえに、心情描写が分かりづらくて見てられない」など、苦言があったものの、見かけたのはごく少数。

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