7月19日、将棋の藤井聡太五冠は20歳の誕生日を迎えた。16年当時14歳で四段昇段(プロ入り)を果たし、多くの最年少記録を更新し続けていた彼も、ついに成人ということになる。
一方、6月23日にはかつて「天才子役」として名をはせ、現在もトップ女優として注目を集め続けている女優の芦田愛菜も、“新成人”となる18歳の誕生日を迎えた。
それにちなんで、2人がCM出演をしているサントリーの『伊右衛門』は、7月19日にWEB動画『伊右衛門 新成人茶会』を公開。大いに話題となっている。
「21年3月にも、同社で対談企画が行われましたが、それ以来の顔合わせですね。お茶は伊右衛門のペットボトルですが、それ以外はしっかりとした金屏風やぼんぼり、金の座布団に、晴れ着姿の2人とまさに“茶会”という感じがします。伊右衛門を飲みながら、お互いにインタビューしあう内容で、多くの話題が飛び交いました」(広告代理店関係者)
年齢にちなみ、藤井五冠は「20個の質問」、芦田は「18の質問」に答える、という形だった。
たとえば、芦田はネットで「人生二週目疑惑」が出るほど非常に大人びたイメージがあることで有名ではあるが、「友達にはなんていう性格と言われますか」という問いに、
「結構心配性って周りにはよく言われていて。もう大丈夫でしょって周りは思ってても、何回も同じことを繰り返しやってしまったりとか」としつつ、
「でもおっちょこちょいな部分があって。いざというときにドジをやらかしたりとか、失敗してしまったりして。割と心配性なのにおっちょこちょいだよね(と言われる)」
と話していた。藤井五冠の「家のカギを締めたか300mくらいのところで不安になって戻った」という体験談も、「私もそれくらい心配性」ということだった。
■『今日あなたは空を見上げましたか』
ちなみに芦田は、20年9月30日放送の『ZIP!』(日本テレビ系)でも、当時新人アナウンサーだった石川みなみアナに、
「すごく心配性で結構緊張してしまうので、あの、よくやる(手のひらに)人、人、人って書いて食べるようなおまじないというか、自分を暗示にかけるのが大事なのかなと思っています」
と話していたこともある。
「また、『毎日欠かさずにやっていることはありますか』という質問への回答は健康的かつ、“年間300冊は読む”と17年に『週刊新潮』(新潮社)で報じられたこともある芦田さんらしさが見えるものでした」(前同)
芦田は「毎日空を見上げようと思っていて」という習慣があると明かしたのだが、その理由は、
「『最初の質問』という詩の中に、『今日あなたは空を見上げましたか』という一文があって、それを学校の授業で習ったときに、すごく印象的で心に残って。最近空を見上げてないな、と思ったので、それ以来心がけるようにしています」
ということだった。
「同著は13年に詩人の長田弘と画家のいせひでこが手掛けた絵本です。《今日、あなたは空を見上げましたか。空は遠かったですか、近かったですか。こんな素敵な質問から始まるこの本は~》と大手絵本サイトの“みどころ”に掲載されています。同書は中学校3年生の国語の教科書にも掲載されているので、芦田さんはその時期にこの詩に感銘を受けたものと思われます」(前同)