■一度は挫折した小説執筆にリベンジする未来も?

 そんな芦田が休日にやっているのは、読書「猫と戯れたりして癒しの時間」を過ごすこと。「一緒にごろごろしている」とのことで、「生まれ変わるなら猫」とまで話していた。「お話ししてみたい」「一緒にぐだぐだしたい」ということだった。

「興味深かったのが、“無人島に持っていくとしたら何?”という質問に“辞書”と答えたのはいかにも本好きな芦田さんらしいですが、その理由が“自分で小説とか、時間があったら書いてみたい”というものでした。実は芦田さんは一度小説を書こうとして挫折したことがあるので、ぜひともリベンジに期待したいものです。猫の話を踏まえると、『吾輩は猫である』のパロディ小説、なんて可能性もあるかもしれませんね」(専門誌記者)

 19年に芦田は読書案内本『まなの本棚』(小学館)で単行本デビューは果たしたものの、

「どうしても起承転結の“転”が思いつかず起承“承”結になってしまう」「『これをしました、あーなりました、終わり』みたいな感じになってしまい、全然、面白くなくて……」

 と、発売記念会見で明かしている。「『おにぎりくん』というキャラクターが出てくる冒険物のはずだったのですが、全然、冒険物にならなかった」とのことだ。

「面白い質問では“好きな英単語”というのもありました。これは“ちょっと長くなっちゃうんですけど”と前置きしていて、英単語というか英語の“名言”の話になっていましたね」(前同)

■”perfect”より”flawless

 芦田は”flawless(フローレス)”という「欠点のない」を意味する単語を挙げ、

「『perfect』を比べた時に、『No one is perfect』って、完璧な人なんていないって言われるよりも、『No one is flawless』って、欠点がない人なんていないって言われた方が何かちょっと励まされるというか、何かいいなって気に入ってて。『No one is flawless』っていうフレーズが結構気に入ってます」

 と語った。なお、今年6月17日公開の芦田主演映画『メタモルフォーゼの縁側』を祝し同月19日に放送した特番「芦田愛菜のメタモルフォーゼ〜『推し』で人生変わりました。」(日本テレビ系)でも「flawless」について今回とほぼ同じ話をしていたが、

「私は何か物事を始める時に、絶対こうあるべきだとかこうしなきゃいけないとか、とらわれてしまいがちで頑固なところがあって、そういう時にこういうフレーズを思い出せたりすると『あ、全部できなくたっていいよね』とか、そういう風にすごく背中を押してくれて……」

 という話もしていた。

「その後、世界史が好きなこと、最近はジャズを聴き始めたこと、“理想の大人”は“先を見越して行動できる人”ということなどを明かし、芦田さんのパートは終了。藤井五冠に20の質問をする動画にシフトしました。こちらでも、芦田さんと同じく世間のイメージとのギャップがある回答もありつつ、棋士として達観した部分を見せました」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4