■木本本人が話していないので湧き出てくる「新情報」

 前出のワイドショー関係者は話す。

「テレビ局の芸能担当、スポーツ紙の記者たちが怒りを露わにしているのは、木本さんの“新マネージャー”に対してなんです。要は、その対応についてですね」

 木本は7月23日に松竹芸能を退社したのだが、この投資トラブルについてのマスコミ対応が引き続き必要だということで、以前に立ち上げていた個人事務所をその窓口に据えたという。

「そこで窓口担当になっている方が、マスコミを仕切れていないと。仕切れていないどころか、多くの混乱、怒りを招いてしまっているというんです」(前同)

 松竹芸能退社の翌日、7月24日早朝にサンケイスポーツのWEB版が配信した記事では、個人事務所が新たな窓口になったとし、<木本が芸人仲間らから集めた投資金について「一生かけて返金したいと話している。一部は返金している」と告白。金を管理したまま音信不通の投資家に対しては、週明けにも法的手段を取るという>と、個人事務所が早速コメントを出している。

「このサンスポの報道から始まったのですが、ここから各スポーツ紙、ワイドショーなどで木本さんサイドからの“新たな情報”が次々と小出しで出てくるんです。なぜならそれは、新たに窓口担当になった方が、各社バラバラにそういう対応をしているから。

 まず、前提としてまだ木本さんが自分の口でしっかりと話していない状況があります。8月早々にも会見が開かれるという話もありますが、当事者の木本さんがちゃんと話していないにもかかわらず、木本さん以外の人物、窓口担当から“新情報”が出てくる。通常、こうした被害者もいる不祥事では、“現状はこうなっています。それ以上のことは状況が整理でき次第お知らせします”と、全社に対して共通の情報が渡されるのが普通です。

 もちろんそうした中で、週刊誌などが木本さんに直撃し、新情報を聞き出すといった動きは出てくるのですが、現在は、当事者の木本さんではない窓口担当から、新情報が次々と出てきているんです」(同)

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