■今年の『紅白』に出場できるジャニーズグループは……

 2021年の『紅白』には関ジャニ∞、KAT-TUNKing&Prince(キンプリ)、Snow ManSixTONESと5組のジャニーズグループが出演した。

「昨年はKAT-TUNがデビュー15周年ということもあって初出場を果たしましたが、今年の出場は難しいでしょう。

 また、関ジャニもメンバーの村上信五さん(40)がNHKの音楽番組『SONGS OF TOKYO』でMCを務めているという“つながり”もありますが、前田会長はこういった“なれ合い”を嫌いますからね。また、関ジャニが今年大ヒットを出したかと言うと、決してそうとは言い難い。メンバーがNHKの番組のMCを務めていることと関ジャニに紅白出場は無関係、とバッサリ切る可能性は十分にあるでしょうね。

 キンプリは若手で最も勢いがありますし、Snow Manは上半期最も売れた男性アーティストと、しっかりと実績もあるため今年の出場も堅そうです。ただ、Snow Manと同時デビューを果たし、3年連続の『紅白』出場がかかるSixTONESは、ジャニーズファンからの人気はありますが、Snow Manと比べると勢い、実績で劣りますし、世間の人々が彼らを十分に把握しているかと言われたらそこまででもないでしょう。

“脱ジャニーズ”が進められ、JO1が『紅白』初出場を飾るなか、今年の『紅白』に出場できるジャニーズ勢はキンプリとSnow Manの2組だけ――という衝撃の展開もゼロではなさそうです。加えて、NHKにはのラストイヤーの“恨み”もあると言われていますからね」(前出の芸能プロ関係者)

■NHKがジャニーズ事務所にハメられた!?

 嵐の活動休止前ラストイヤーとなった2020年、出場者の選考が始まる9月から10月の段階で『紅白』の司会を嵐の5人が務め、大トリも嵐が飾る「嵐のための紅白」になるとささやかれた。

「2020年の『紅白』には嵐をはじめ、関ジャニ、キスマイ、Hey!Say!JUMP、キンプリ、SixTONES、Snow Manと7組ものジャニーズグループが出場しました。Snow Manはメンバーのコロナ感染で出場が見送られましたが、白組出場歌手の3分の1がジャニーズという前代未聞の事態となったんです。

 例年、“ジャニーズ枠”は5~6枠でしたが、NHKサイドが7組の出場を受け入れたのは、嵐に司会と大トリを務めてほしかったからだと言われています」(前同)

 ところが、ふたを開けてみれば嵐は司会を務めることも、大トリを飾ることもなく、活動休止前最後の生配信ライブ「This is 嵐 2020.12.31」の会場から中継でパフォーマンスを披露した。

「ジャニーズサイドは、嵐をダシに使って若手グループをねじ込んできたと当時関係者の間では言われました。そしてNHKはまんまと乗せられてしまったとも。当時、『紅白』関係者が激怒している、という話も流れていましたね。

 そして、前田会長は来年1月24日に任期満了を迎えますが、続投を否定しています。つまり、それまでに抜本的な改革を断行する可能性が高い。加えて、2020年の“嵐戦術”の恨みもあり、今年の『紅白』は“脱ジャニーズ”が急速に進み、出場できるジャニーズはキンプリとSnowManの2組だけになるかもしれない……言われているんです」(同)

“破壊王”前田会長の「NHK改革」はジャニーズ事務所にも大きな影響をもたらすのかもしれない――。

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