ダチョウ倶楽部・上島竜兵さん急逝から3か月――ダウンタウン松本人志が憤った“バラエティ締めつけ”がさらに悪化!!放送作家が明かした「ハリセンもNG」で「ラスト1回」の日テレ『笑ってはいけない』が「放送ナシ終了」の危機に!の画像
松本人志(ダウンタウン)

ありえへん∞世界』や『男子ごはん』(ともにテレビ東京系)、『ひるおび!』(TBS系)などを担当する放送作家の辻井宏仁氏のツイートが一部お笑いファンの間で波紋を広げている。

 辻井氏は8月24日、ハリセンの画像とともに「いよいよ、これもコンプラNGを食らってしまいました」とツイート。さらに「【補足】今回、罰ゲーム的な使い方がNGとの判断でした。ちなみに同じ番組内で今年の4月時点ではセーフでした。スピード感」と続けた。

 フォロワーからは「ダメージが軽いワリにはデカイ音が鳴る名アイテムなのに…」「コンプラ…コンプラ…。一体誰に対しておもねってるんかな…!? つまんない世の中になったものです」「そのうち漫才のツッコミでも頭はたいたりできなくなるかもしれませんね…」「ピコピコハンマーも時間の問題か」といった驚きや嘆きの声が多数寄せられている。

「テレビの制作現場では今、コンプライアンスを気にし過ぎるほど気にする必要がありますからね……。多くのバラエティ番組関係者が“罰ゲーム”のやり方、あり方に苦慮しています。

 ハリセンは音が大きいわりに、それほど痛みはないバラエティ的にも“おいしい”定番アイテムでした。そんなハリセンにもNGを出す番組が出てきたということですから、この流れが他の番組や局にも波及していく可能性もありそうです」(制作会社関係者)

■『水ダウ』では「コンプラ規制」を逆手に取った企画も

 4月27日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では「若手芸人コンプライアンスでがんじがらめにされても従わざるを得ない説」を検証。

 電流を流されて「痛いっ」と叫んだパンサー尾形貴弘(45)に対し、番組スタッフが「“痛い”っていうのがコンプラに引っかかるみたいなんですよ」と指摘すると、尾形も「痛いなしで......そういう時代になったんですね。了解です」とすんなりと受け入れていた。

 また、蛙亭の中野周平(31)も、激辛麻婆豆腐を食べて汗だくにもかかわらず「“辛い”と言わないで」と指示され、「辛い」の代わりに「ああすごいのいた」「ああK点越え」と言い換え、その場をしのぐ場面があった。

 8月24日の『水ダウ』でも「事務所が痛みを伴う罰ゲームのために『特別な訓練』の講習を開催しても昨今の状況なら受け入れちゃう説」を検証するなど、テレビ業界のコンプラを気にし過ぎる現状を逆手に取った企画がたびたび話題を呼んでいる。

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