NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』「死亡フラグ濃厚匂わせ」梶原善の後継「絶賛されるアサシン美女」山本千尋の起用契機となった「特撮作品」の画像
画像は山本千尋の公式インスタグラム『chihirooyamamotoo』より

 小栗旬(39)主演、三谷幸喜が脚本を務めることから注目を集めていたNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』も、いよいよ物語は後半に突入。毎週のように血なまぐさい展開が続き、視聴者を戦々恐々とさせている。8月21日放送の第32回でも、新たな犠牲者が出てしまった。

「もともと『鎌倉殿』は“身内同士での殺し合いを経ていかに北条氏が権力を握ったか”を描く作品ですが、このところ主要キャラの退場が相次いでいますよね。7日放送の第30回では、佐藤二朗(53)演じる比企能員が阿野全成(新納慎也/47)を焚きつける形で利用したが、それがアダとなって全成は首をはねられる。

 しかし、14日放送の第31回では、これまでさんざん悪行を働いて視聴者のヘイトを集めまくっていたその能員も討たれてしまいました」(専門誌記者)

 その比企一族を討ち果たす際に、北条義時(小栗旬)は非情にものちの禍根を断つために、坂口健太郎(31)演じる実子の北条泰時に、二代目将軍・源頼家(金子大地/25)の子で、北条政子(小池栄子/41)の孫である一幡(相澤壮太/8)の命も奪うように命じていた。ただ、その襲撃の際には泰時が情けをかけ、一幡は生きていたことが21日放送の第32回で発覚。

 そこで見せた、ある人物の心境の変化が話題を呼んでいる。

「番組開始当初から“アサシン=暗殺者”と視聴者に評されてきた、梶原善さん(56)が演じる善児(ぜんじ)です。一幡は泰時に同行していた善児の家にかくまわれていたのですが、これまで間接的な殺害を含めれば12人も殺してきた善児が情けをかけて、一幡を殺せなかったんです」(前同)

 一幡が生きていることを知った義時は、善児の家に強い決意を持って乗り込み、善児に手を下すように指示する。しかし、これまでは「へえ」の一言で主に言われるがままに殺害を繰り返してきた善児だったが、今回は「できねえ」「わしを……好いてくれている」と初めて支持を拒否。

 このシーンでは、NHKの照明が善治の眼に大きいキャッチライトを初めて入れており、善児の初めての人間らしさを表現していた、という声もある。

「そんな善児でしたが、義時に“千鶴丸と何が違う?”と放送第1回で、源頼朝と八重(新垣結衣)の息子でまだ3歳だった千鶴丸を殺している件を指摘され、結局、一幡は善児が後継者として育てている、第24回で偶然にも暗殺を目撃していた村娘だったトウに殺される、というショッキングな展開でした」(前同)

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