永瀬廉のキンプリに対する思いが織田信長にシンクロする奇跡!日テレ『新・信長公記』和の心が示すメンバーと歩む強さの画像
※画像は日本テレビ『新・信長公記』公式サイトより

 永瀬廉(23)主演の『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)は、名だたる戦国武将のクローンが15歳の高校生になって名門不良高校に集結し、学園の天下統一を目指して争い合うドラマだ。第5話は、見えない“裏切者”の存在でクラスがバラバラになる中で、人を信じることが強さになることが示された熱い展開だった。

■裏切者は友だち想いの井伊直政だった真実

 教室のボードに『裏切者は黒田 そしてまだ他にもいる』という貼り紙が出たことで、クラスはさらに混乱する。これは黒田官兵衛(濱田岳/34)が自ら仕掛けたものであり、本物の裏切者が手を組もうとしてくることを想定したものだった。

 しかし、意外な人物が黒田に近付いてきた。井伊直政(駿河太郎/44)だ。井伊は、本田忠勝(阿部亮平/42)、酒井忠次(長田成哉/33)、榊原康政(内藤秀一郎/26)と仲が良く、いつも一緒にいてバカ話をしている男子グループといった感じだ。

 史実では、徳川四天王として徳川家康の忠臣だった武将たちだが、現世でも仲のいい4人として描かれているのがほほ笑ましい。井伊が、親友の3人を見限って徳川家康(小澤征悦/48)にといたと思えなかった織田信長(永瀬廉)は、直接、話をしてその真意を引き出すことに成功する。

 家康が天下を獲ったとき、狙われないようにするための保険として裏切り者になったというのだ。なんとも泣けるではないか。そんな熱い想いを汲んで、心を開かせ、扉を開かせた信長こそ真の勝者といえるだろう。

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