■吉田演じるビシュムはラブロマンスが強くなる可能性も?
「また、三神官についてですが、特に注目されているのが吉田さん演じるビシュムです。原作でも好井ひとみさんが演じた幹部の紅一点でした。
明言されていませんが、ビシュムは劇中で“シャドームーンの妃を夢見ていたのでは”と推察されていたこと、今回の『BLACK SUN』は大人向けの作品として、ドラマ要素も原作より大幅に増えていますから、中村さん演じる信彦との恋愛ドラマが描かれる可能性が十分に考えられます」
吉田は本作について、
《ヒーローものといえば怪人や悪の結社など、明確な外部の敵が設定されていることが多い一方で、今作では、それが思想や生き物の尊厳という内面的なものとして描かれていて、ぜひ大人の方にこそ観ていただきたい作品だと思います》
とコメントしている。
■不安要素は「どれだけグロいのか」
ちなみに、本作では対立すると思われる西島と吉田は、21年10月に「メリット ザ マイルド」のCMで穏やかな夫婦役で共演したばかりだった。『BLACK SUN』のクランクインは同年12月だったため、現場ではその話題もあったかもしれない。
「1つ不安なのは、グロテスクさですね。Prime Videoが設定するレーティングが18+(成人向け)になることが発表されています。
『仮面ライダー』は17年に『仮面ライダーアマゾンズ Season2』という全編通して地上波で流せないレベルのグロ描写まみれの作品をPrime Video限定配信しましたが、それでも注意表記だけで年齢制限はなかった。
ちょっとした濡れ場程度なら18禁までは行かないはずだし、監督が『孤狼の血』などで有名な白石和彌監督であることを考えると、相当にバイオレンスかつ救いがない展開もあり得るかもしれません。実際、吉田さんはインスタで《ちょっと血が出たり眼球が飛び出たりしますので18+(成人向け)です》と警告していましたね」
予告の重厚な雰囲気やキャスト陣から、このうえない気合の入りぶりを感じる『仮面ライダーBLACK SUN』。どんな人間ドラマが描かれるのか、いまから楽しみだー-。