■トヨタを含む4社のCMから降板

 その後、複数の週刊誌やスポーツ紙などで、香川のセクハラやパワハラ関連の“余罪”が噴出。極めつけは8月31日配信の『デイリー新潮』の続報だった。

 同サイトは、銀座のクラブで性加害を行った同日、香川がその女性とは別のママの髪をつかんでいる“暴行写真”を入手したとし、鬼のような形相で、笑みを浮かべながら女性の髪をつかんでいたと報じた。

 9月1日発売の『週刊新潮』(新潮社)には実際の写真が掲載されており、猟奇的とも言える笑顔をたたえて女性の黒髪を乱暴につかむ香川の姿は、映画やドラマの悪役そのもので、多くの読者も衝撃を受けたようだ。

 同日、TBSは「金曜MCの香川照之さんは、今後、番組に出演しないことになりましたことをお知らせいたします」と香川の『THE TIME,』からの降板を発表。

 さらに、トヨタ、東洋水産、アリナミン製薬、セゾン自動車火災保険の4社が、香川が出演するCMの見合わせや契約満了を決めるなど、降板ラッシュが続いている。

■『六本木クラス』継続も『アトムの童』は“未発表降板”

 一方で、香川がメインキャストとして出演するドラマ『六本木クラス』を放送するテレビ朝日は、所属事務所と話し合ったうえで、第9話放送直前となる夕方、香川の出演とドラマの継続を発表した。

「情報番組やCMはなんとか対応できますが、ドラマは急には対応できませんからね。おそらくすでに収録は終わっていて、メインキャストであるだけに、カットも絶対にできない。テレ朝は放送を継続するという結論を出さざるを得なかったのではないでしょうか。ただ、今後放送予定のドラマは別です。

 まだ正式には発表されていませんでしたが、香川さんは10月スタートの日曜劇場『アトムの童(こ)』(TBS系)に出演する予定だった。しかし、今回の騒動を受けて、このドラマから降板することが、すでに決まっているといいます」(ドラマ制作会社関係者)

 8月10日発売の『週刊文春』(文藝春秋)でも、山崎賢人(27)が主演を務める『アトムの童』に香川が出演すると伝えていた。

「すでに撮影は始まっているそうですが、香川さんの出演部分はすべてカットしたうえで、代役を立てて撮り直すことになると見られています」(前同)

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