■第一報の段階では継続起用の方針だったというが……

 9月2日配信の『東スポWeb』は、代役候補として市川猿之助(46)、及川光博(52)、高嶋政宏(56)らの名前が挙がっていると報じている。

「8月24日の第一報が出た段階、翌25日の『週刊新潮』本誌が発売された段階では、いち早くCM放送見送りを決めたトヨタ、『THE TIME,』からの降板を発表したTBSも、香川さんを切るということまでは考えていなかったといいます。

 トヨタは推移を見守りつつ、今後も彼を継続起用するという方針だと発表していましたからね。NHKはいまだ香川さんの出演番組『香川照之の昆虫すごいZ!』の打ち切りを明確にしていませんが、こうした香川さんを守ろうとする動きは、昨今、問題になっている『キャンセル・カルチャー』を気にしたためでは、と見られていますね」(ワイドショー関係者)

■「猟奇的画像」で状況が一変

「キャンセル・カルチャー」とは、著名人が社会的に不適切な発言や行動などをした際に、大衆から大きな反発が起き、主にSNS上で糾弾、CMに出演している商品の不買運動や放送中の番組を中止させたりすることで、その対象を社会から排除しようとする動きのことだ。

「香川さんの一件は、元東京地検特捜部副部長で衆議院議員でもあった若狭勝弁護士からも“強制わいせつ罪が成立するケース”という見解も出ており、絶対にあってはならないあまりに酷い行為です。しかし、3年前の出来事で、すでに訴訟が取り下げられていて、当事者同士で解決していますからね。

 すでに当事者間で解決済みのはずなのに、それが週刊誌に流出したことで猛バッシングを受けているわけで、それで結果的に1人の俳優の芸能人生が終わってしまう可能性が出てきている。その点をトヨタやNHKは危惧していたのではないでしょうか」(前同)

 しかし、その後、多くのメディアで“余罪”も相次いで報じられてしまった。

「そんな中で、最大の決定打となったのが、8月31日の『デイリー新潮』の報道と9月1日の『週刊新潮』に掲載された猟奇的とも言えそうな画像です。あれはあまりにもインパクトがあり、何を言っても状況が好転するようなことはなくなってしまいました。

 あの画像で状況が一変して、トヨタを筆頭に“もう守り切れない”と判断。CMや番組を降板することになったという話ですね。そして、まだ未発表ですが10月ドラマも降板が決定。

 香川さんはここで、芸能界からいったん退場ということになるようです。香川さんの俳優としての実力は言うまでもない。現時点でどれくらい時間がかかるかは分かりませんが、いつかは必ず“復帰”となるとは思われますが……」(同)

 芸能界屈指の演技派俳優としてあらゆるドラマ、映画に出演。歌舞伎俳優としても活躍した香川。その実力で再起を図ることができるのだろうか――。

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