■人気の「白井家&パンくん」を巡ってもトラブル

 番組は、志村けんさん(享年70)がMCを務めていた『天才!志村どうぶつ園』から、相葉をMCに据えた『I LOVE みんなのどうぶつ園』、そして今年4月に『嗚呼!!みんなの動物園』へとリニューアル。しかし、『志村どうぶつ園』時代から、動物虐待などのトラブルが指摘されてきた。

『志村どうぶつ園』では、静岡・浜松で身寄りのない馬やヤギなどの動物40匹を引き取って暮らす“白井家”のコーナーが人気だったものの、2019年に『文春オンライン』が数度にわたり、白井家の“不適切飼育”や“近隣トラブル”を報じたほか、元競走馬を“違法解体”していたことも明らかになった。

 また、番組では以前から園長の志村さんとチンパンジーのパンくん、そしてその娘のプリンちゃんとの交流を追ってきたが、2020年7月の『週刊女性PRIME』は、チンパンジーは本来4足歩行であるにもかかわらず、縄跳びをする際に2本で立つことを“強要されている”のではないかと、専門家のコメントとともに指摘していた。

■リニューアル後も抗議は絶えず

『I LOVE みんなのどうぶつ園』にリニューアルしてからもトラブルは続いた。2021年2月の『週刊文春』が、これまで番組に協力してきた動物園・神戸どうぶつ王国が抗議を申し入れていたと報じている。

 同年1月の番組では「見て・ふれ合って・買える」をコンセプトに掲げるペット動物園を訪れ、相葉が世界で120匹ほどしか飼育されていないスナネコとじゃれ合う様子が放送された。しかし、スナネコは、動物園のようなしっかりとした施設や知識がないと飼育することが難しいにもかかわらず、視聴者に「可愛いスナネコを飼いたい」と思わせてしまいかねない内容となってしまったのだ。

 これを受け、神戸どうぶつ王国は「ああいった放送をされるのであれば、今後は番組に協力することは難しい」と抗議を入れたという。

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