■『家政婦のミタ』のヒットには遠く…

 2011年放送の大ヒット作『家政婦のミタ』、近年放送の『35歳の少女』(同局系)や『となりのチカラ』(テレビ朝日系)などと同じく、同ドラマは奇妙な主人公がまわりを巻き込んでいく展開。しかし、これらで多用される、遊川脚本ならではの強引な展開は、アンチも多いようだ。

 また、視聴率的にも近作の『35歳の少女』は全話平均が9.7%、『となりのチカラ』は9.2%(ビデオリサーチ社調べ/関東地区)と、物足りない数字で終わってしまったが、今回はそれ以下の6%台に届かない爆死状態。ファンには魅力的な遊川ワールドも、一般視聴者には飽きられ始めているのかもしれない。(ドラマライター/ヤマカワ)

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