■『ライブ・エール』“ジャニーズ出場者ゼロ”は新しい地図に「追い風」!?

 前出の女性誌編集者が続ける。

「2019年7月に公正取引委員会の調査が入ったこともありますが、ジャニーズ事務所サイドが新しい地図サイドに圧力をかけるということはありません。ただ、民放を中心にジャニーズへの忖度はいまだにありますし、新しい地図の3人と現役ジャニーズタレントの共演はいまだにNG。

 ところが“夏の紅白”とも言われる『ライブ・エール』にジャニーズ勢の出演がゼロだったことから、今年の『紅白』本番では“ジャニーズ枠”が例年より減るともささやかれている。そうなると新しい地図にも可能性が出てくるわけです」

『紅白』の会場で、新しい地図とジャニーズタレントが共演することは難しいため、新しい地図が『紅白』に出場する場合は、中継で登場することになるだろう、と報じるメディアもある。

■新しい地図の『紅白』出場は「ありえない」!?

 SMAP解散から6年――新しい地図の『紅白』出場がいよいよ現実味を帯びてきたのだろうか。しかし、音楽プロ関係者は「出場はありえないでしょう」と言い、こう続ける。

「今年の『ライブ・エール』にジャニーズ勢の出演がなかったのは、今、NHKがプッシュしているJO1が出たから、ということでしょう。NHKは今、JO1を強く推していますからね。今回の『ライブ・エール』では、韓国から中継をつないでJO1がパフォーマンスを披露しましたが、ジャニーズ事務所サイドとしてはやはり、男性アイドルグループとして“被り”が生じるJO1とジャニーズグループの共演はさせられない、という方針だと見られています。

 ただ、“共演NG”の基準は、『紅白』本番といった大舞台ではまた違ってくるでしょう。そして、NHK内部には『ライブ・エール』と『紅白』はそこまで直結しない、という見方もありますからね。

 さらに大きいのは、ジャニーズ事務所と蜜月な関係にあるNHKの理事X氏の存在です。X氏はここ数年で理事になった人物で、2023年放送の松本潤さん(39)主演の大河ドラマ『どうする家康』も彼が調整を図って取りまとめ、制作を実現させたといいますね」

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