■「嵐に騙された」騒動があったNHKだが……

 嵐の活動休止前ラストイヤーとなった2020年、出場者の選考が始まる9月から10月の段階で『紅白』の司会を嵐の5人が務め、大トリも嵐が飾る「嵐のための紅白」になるという報道もあった。

 例年、“ジャニーズ枠”は5~6枠だが、この2020年の『紅白』では7枠に。Snow Manはメンバーのコロナ感染で出場が見送られたものの、白組出場歌手の3分の1がジャニーズという前代未聞のラインナップとなった。

「NHKサイドがこれを受け入れたのは、嵐に司会と大トリを務めてほしかったからだと言われています。しかし、ふたを開けてみれば嵐は司会を務めることも、大トリを飾ることもなく、活動休止前最後の生配信ライブの会場からの中継という形になりました。これに『紅白』関係者が“騙された!”と憤ったという話がありました。

 たしかに制作現場は怒り心頭だったようですが、上層部のところでは松本さんの大河決定で“完全手打ち”になったと聞こえてきています。それもX氏が取りまとめたのかもしれませんが、現在のNHKとジャニーズの関係はかなりの蜜月状態にあると言われています。

 昨年の“ジャニーズ枠”は5でしたが、今年はさらに増えるという話もあるほど。そんな状況ですから、ジャニーズと軋轢のある、“共演絶対NG”の新しい地図の出場は絶対にありえない、と関係者の間ではもっぱらですね」(前出の音楽プロ関係者)

 新しい地図の『紅白』出場はやはり叶わないのだろうか――。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4