■ジョニー黒木氏も絶賛!日本人から見る“ターボシンカー”

 まず、フリードマン氏のターボシンカー記事に反応したのは、ピッチングデザイナーで、野球評論家のお股ニキ氏。野球に関しては素人だが、独自の評論や鋭い分析力により、プロ選手からの信頼も厚い“プロウト(プロの素人)”として知られている。

「お股ニキ氏は、いまや日本国内で屈指の野球評論家と目されています。同氏が2019年に上梓した、最新野球理論をまとめた『セイバーメトリクスの落とし穴』(光文社)は、メジャーリーグのパドレスで活躍するダルビッシュ・有投手(36)や、“お化けフォーク”が武器の福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大選手(29)なども愛読したと言われていますね。

 そんなお股ニキ氏は、大谷のターボシンカーについて、“(シンカーを)7月くらいから投げて欲しいと期待していたが、シーズン中にまさか本当に投げてくれるとは”、“二刀流をしながら体現してしまう、変化球投手大谷のレベルの高さとロマンに驚愕せざるを得ない”と、驚嘆するコメントを寄せていました」(スポーツ誌記者)

 さらに、千葉ロッテマリーンズでエースとして活躍し、“ジョニー”の愛称でファンに愛された、プロ野球OBで、現野球解説者の黒木知宏氏(49)も、「ターボシンカー!良い響きです」と称賛コメントを上げている。

「黒木氏は、今シーズンの大谷が、開幕前からピッチングで試行錯誤をしていた点を取り上げ、“ターボシンカーも数少ない現地映像の中でも練習している姿は見えました”、“8月15日から4試合でマスター出来てるように思いますが、もう既に7月辺りから取り組んでました”と、大谷がターボシンカーを習得するまでの経緯を説明。

 その上で、“二刀流と人以上にやるべき事が多い中、短期間で仕上げる大谷選手の技術に驚きです”、“100マイルのターボシンカーを手に入れた大谷選手はどこまで進化するのか楽しみです”と、今後のさらなる活躍を期待したいという旨を語っています」(前同)

 日米から期待を集める大谷。今後の注目は、やはり“MVP獲得”の可能性だろう。

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