■博多大吉は「憎くて言っているわけじゃない」

 その翌日の5月25日、大吉がレギュラー出演するラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)では『ちむどんどん』の話題に。

 大吉は、朝ドラ受けでの苦言について「憎くて言っているわけじゃないんです」と切り出した。そして、黒島演じる暢子が現状共感しづらい登場人物であることに、「ものすごく楽しみにしてたんですが、今のところ好かれるような主人公じゃないから。もうなんで……」「その辺のモヤモヤが(朝ドラ受けに)乗っかっているっていうのは正直あるんです」と、苦しい心中を明かしていた。

「大吉の“憎くて言っているわけじゃない”という言葉は、本心ではあるんでしょうが、その後の発言や、特に華丸のキレっぷりを見ると、黒島や宮沢は好きでも、暢子と和彦のことは大嫌いなのでは、と思わせますよね。“大嫌い”は言い過ぎとしても、決して好感は持っていない、ということがよくわかります」(前出の夕刊紙デスク)

 6月15日放送第48回の朝ドラ受けで華丸は、上白石萌歌(22)演じる暢子の妹・歌子が、暢子の幼なじみで、前田公輝(31)演じる豆腐屋の息子・砂川智に片想いしていることに全く気づかない暢子と智に対して、「気付いてくれ、暢子。鈍感は罪だ……」と苦言。さらに、「(歌子の体調不良には)恋わずらいも半分入ってる。もう、鈍感。豆腐屋も鈍感」と指摘した。

 6月22日放送の第53話では、暢子は料理長代理としての仕事に四苦八苦。そこで竜星涼(29)演じるトラブルメーカーの兄・賢秀にアドバイスを求めると、「謝ったら負けやんどー。何があっても謝らない。お礼も言わない。けんか上等ヤサ。暢子は、なめられてるわけ」と言われる。

 それを鵜吞みにした暢子は、職場でトラブルが起きても謝らず、大きな態度を取り続けたために総スカンを食らう。そして、翌朝は暢子が寝坊して遅刻したところで話が終わった。

 直後の『あさイチ』では、華丸は「だいたいなんでニーニーの言うこと聞くのぉ!? 意味が分からん」と怒りをあらわに。大吉は「きょうだい愛?」とつぶやくが、華丸の怒りはさらに過熱。「逆ならいいよ。ニーニーの逆やったら成功する。謝らなかったら……謝らなかったら勝ちはないでしょう。謝ったら負け……」と、暢子と賢秀に対して激怒していた。

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