■「キンキ2度目の出場」の裏にある“NHKの思惑”

 なにわ男子は2021年11月にCDデビュー。デビューシングル『初心LOVE(うぶらぶ)』は初週売上70.6万枚を記録。今年7月13日発売の1stアルバム『1st Love』は初週71.2万枚を売り上げ、「オリコン週間アルバムランキング」の「今年度最高初週売上」も記録した。

「なにわ男子のCDセールスや人気を考えれば、『紅白』出場は順当とも言えます。さらにもう1グループ、CDデビュー25周年のKinKi Kidsが2度目の出場を果たすことになると言われていますね」(前出の音楽プロ関係者)

 キンキは2016年、20周年のアニバーサリーイヤーに『紅白』に初出場し、デビュー曲『硝子の少年』を披露した。

「出場回数こそ1回で“無冠の帝王”的な存在ですが、ずっと人気でCDも売れていますからね。また、25周年の今年、出場するというのも納得感がある。

 ただ、それだけではありません。キンキ出場の裏には、紅白サイドの“思惑”もあるとささやかれています。それは、吉田拓郎さん(76)の出場です」(前同)

■キンキが出れば吉田拓郎を口説ける!?

 吉田は2022年をもってすべての音楽活動から引退すると表明しており、6月29日発売のアルバム『ah-面白かった』が最後のCDリリースとなり、パーソナリティを務めるラジオ番組『吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)も年内で終了する方向だという。

 そして、7月21日放送の『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』(フジテレビ系)が最後のテレビ出演になるとも自ら話していた。

「そんな拓郎さんが最後の最後に『紅白』に出たら、盛り上がること間違いなしですよね。NHKサイドはそれを狙っているわけです。拓郎さんはキンキの2人を“大きな存在”だと公言していますし、ラジオでもたびたび2人との交流について語っています」(同)

『ah-面白かった』収録の『ひとりgo to』では堂本剛(43)が編曲とギターを担当したほか、アルバムタイトルの題字を堂本光一(43)が執筆している。

「拓郎さんの『紅白』出場は、94年の1回きり。基本的にテレビにはあまり出ない人ですからね。ただ、音楽活動のラストで、さらに盟友のキンキが出場するということであれば話は変わってくる。2人が出場することで、拓郎さんを口説けるのではないか――ということでしょう。

 両者が共演すれば、世代を問わずに注目が集まり、視聴率にも直結するでしょう。完全にフジテレビの『LOVE LOVE あいしてる』のパクり企画にもなってしまいそうですが、意外に『紅白』は、そうしたことを恥も外聞もなくやってきます。盛り上がり優先で、他局のものでも関係ナシ。間違いなく、キンキと吉田さんの共演を今年の“目玉”のひとつとして考えているはずですよ」(同)

『紅白』の舞台で『LOVE LOVE あいしてる』の再現は実現するのだろうか!?

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