■浜崎あゆみの転機となった「伝説のラジオ」に言及

 リスナーからの「あゆのマーケティングを教えてください。最初のあゆは純粋でピュアで少しアホキャラ売りしていたかと思いますが、途中でギャル売りになっていたと思います。そのチューニングはどんなところでしたか教えてください」という質問に松浦氏は「それこそ僕はいつも言ってるでしょう」「世の中は変わるから、変わるたびに変えなきゃいけないんですよ」「あゆの性格からして、テレビに出たら、“あうあう”になっちゃうの。喋れないの恥ずかしがり屋で」「で、アホキャラになっちゃったんだよ。で、あまり喋らないようにしているうちに金髪にしたりギャルブームになったから、あゆがしっぽ付けたり色々やったんだ」

 と解説したうえで、98年12月28日に放送された「伝説」のラジオ『浜崎あゆみのオールナイトニッポン 浜崎あゆみはバカじゃない?!』(ニッポン放送)の名前を出し「それを聞いてください。その1日でアユはアホキャラからああいう風に変わりました」「プロデュースby秋元康です!」

 と締めくくった。

 また、「矢沢永吉のライブに行ってきた」というリスナーのコメントに、「1つayuと似てるところあるの」「浜崎あゆみは、ayuが自分なのね。“浜崎あゆみ”はステージの人なの。“浜崎あゆみ”はどう言うかな、“ayu”はどう言うかなって言い方を、ある意味、矢沢さんと同じようにしますよ」

 というエピソードも披露していた。

「あゆは、歌手として大ヒットする前は女優業などで活動していた時期もあって、そのころと歌手としてブレイクしてからでキャラが変わっていたのが、98年当時に指摘されていた。それについて“本当のayu”について包み隠さず話す、というコンセプトで放送した生ラジオでした。トークにくわえ、生い立ちなども語るもので、そこに松浦さんの名前も出てきたんです」(夕刊紙記者)

 あゆは、この98年のラジオで、リスナーの「自分はどういう風に仕事を見つけたりとか、この先何をしたらいいのかわからないからそれを相談したい」という電話相談に対して、浜崎もふらふらした人生だったが、歌を見つけられたことを明かし、そのキッカケとして松浦氏の名前を出して、こう話したのだ。

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