■「このおじさんの勘違いだとしても、あたしは出来る限りのことをやってやろうと思って」
「4年ぐらい前から知り合いで、で、一緒にカラオケ行った時にね、『お前、歌下手だなぁ』って言われたの、あの人にで、『歌下手だけど、声はいいなぁ』って言われて、『レッスン行ってみろ』って言われて」
「ずーっとそれまでは、高校でも中学でも、ayuは、『浜崎は何もできない』って、ずっと言われつづけてきたのね。
『お前は何もできないんだから、何も余計なことするな』って言われてたの。
だから中学校も全然行ってなくて、高校もやっと入ったんだけど、途中で辞めちゃって。
で、そんな時に、そのMax松浦って人が、ayuに『お前はできるよ』って言ってくれたの」
「『お前は詞を書くこともできる。歌を歌うこともできる』って言うの。で、『お前には何かを感じる』って言ってくれたわけよ。で、ayuはそういう人に会ったことが初めてで、親にもそんなこと言われたことないし、ayuに期待をしてくれる人っていうのに会ったのが初めてで、すごいショックを受けて。
これがたとえ、このおじさんの勘違いだとしても、あたしはできる限りのことをやってやろうと思って」
と、松浦氏への思いを熱く語ったのだ。
「くわえて、一人称が“私”ではなく“ayu(あゆ)”であるのは、物心ついたころからずっと変わっていないことを明かしたり、あえて世間の浜崎についてのマイナスの内容である“喋り方がおかしい“”あれキャラ作ってんでしょう“といった街頭インタビューの音声をそのまま流す、秋元さんらしい型破りで大胆な構成のラジオとなっていました。
このラジオで口下手なりにしっかり信念を持っていることを明かしたのが転機になった、という意味では、松浦さんの指摘通りでしょう。放送終盤には、浜崎さんを応援するファックスが多く届いていましたね」
生放送にツーショットで登場した、松浦会長とあゆ。その絆の深さがあらためて日本中に伝わった夜だったー-。