■宮川のロケもゲストが呼べずスタッフが出ることに

「砂浜に目の錯覚を利用したいとうあさこの似顔絵アートを書いたり、現地で行列ができるお化け屋敷『The woods』を訪れたり、赤いオーロラを撮影したりと、ロケ的には撮れ高もバッチリで非常に内容もよかったのですが、余計なところで反感を買ったりする部分が残念です。

 今回に限らず『イッテQ』では、罰ゲームをするときにやたらダミ声で話す名物ディレクターがいたり、仕事の雑さに文句を言われていたりと、ディレクターに対する内輪のやりとりが多いですが、このところ多すぎる気もしますよね……」(前出の専門誌記者)

 つづいて宮川のロケだが、これは単純に「インパクトに欠ける」という評価だった。

■こちらもスタッフの内輪感が出てしまった

「北海道なので景色はいいですが、内容としては宮川さんがフキを投げて、それをカゴでキャッチする、というテレビ的には今一つ面白みに欠ける競技でした。コロナ禍で海外ロケができなくなって多くの日本ロケでしのいできましたが、やはり限界を感じさせます。

 こうした経緯や、フジテレビでウラで大型特番『ラフ&ミュージック』を放送していたこともあり、11日はコア視聴率が激減してしまったんです」(前同) 

 フキキャッチは投げる役と獲る役の2人1組だが、これについても誰かゲストを呼ぶこともなく、番組のスタッフをオーディションして選ぶ、というスタイルだったのも、絵面的に面白みに欠ける要因だったと思われる。

「円安で海外ロケも大変だし人件費を切り詰めたい気持ちは分かりますが、2人1組の競技とわかっているなら柔道家のウルフ・アロン選手(26)を呼んだ時みたいに誰かしらのタレントを用意して欲しいですよね……。出演者の高年齢化が問題視されていますが、それを差し引いてもこうしたサポート役が必要な企画ではどうしても手越祐也さん(34)の不在が悔やまれます。手越さんが出るだけで、ロケの華やかさもぐっと上がりますからね」(前同)

 なお、手越は奇しくも『イッテQ』放送日と同じ11日にツイッターを更新し「イッテQファミリー」として親交の深いデヴィ夫人(82)との2ショット写真を投稿。

《デヴィ夫人イッテQに手越くんを戻してください》《手越くん目当てじゃなくて番組全体が好きでしたけど、何となく疎遠に…。夫人とのツーショット素敵です》《夫人と手越くんはイッテQ思い出しちゃう手越くんいた頃はよく見てたのにな》

 と、『イッテQ』へのカムバックを願う声は実に多かった。

 海外ロケも復活した『イッテQ』。ここが正念場だが、今後どうなることか……。

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