■CM&朝の情報番組から降板

 残り2話と最終回が迫る中、最も注目を集めているのが最大の敵・長屋茂を演じる香川の存在だろう。

 8月24日配信の『デイリー新潮』が、香川が2019年7月に銀座のクラブでホステスの胸部を触る、キスをするなどの行為を行ない、被害女性はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ってしまったと報じたのだ。

 さらに、同月31日配信の同サイトでは、この銀座のクラブで性加害を行なった同日、香川がその女性ではなく、同店のママの髪をつかんでいる“暴行写真”を入手したとし、鬼のような形相で、笑みを浮かべながら女性の髪をつかんでいたという続報を掲載。

 9月1日発売の『週刊新潮』(新潮社)には、猟奇的とも言える笑顔を浮かべ、女性の黒髪を乱暴につかむ香川の実際の写真も掲載された。その香川の姿は映画やドラマの悪役そのもので、多くの読者や関係者にも衝撃を与えた。

 3年前のことで、当事者間ではすでに決着がついている話ではあったものの、“猟奇的写真”がダメ押しとなり、トヨタをはじめとする複数の企業が香川とのCM契約を打ち切りに。金曜MCを務めていた朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)からも降板することが発表された。

■テレビ界追放状態の香川だが『六本木クラス』は続投決定

 前出の制作会社関係者が続ける。

「正式発表前でしたが、10月クールに山崎賢人さん(28)が主演を務める日曜劇場『アトムの童(こ)』(TBS系)からも香川さんは降板することが決まりました。後任にはオダギリジョーさん(46)が務めることになったと複数のスポーツ紙が報じています。香川さん部分の撮影もすでに始まっていたといいますので、オダギリさんに入ってもらって急ピッチで撮り直す、ということになるんでしょうね。

 つまり、香川さんは“新潮砲”を受け、事実上の芸能活動休止状態に入ることになったわけです。ただ、『六本木クラス』はすでに最終回間近で、香川さん演じる長屋茂は最大の敵でもありますからね。途中降板や役者の交代というのは現実的に不可能だったこともあり、騒動後も香川さんはドラマに引き続き出演し、存在感を放っていますよね」

 原作の『梨泰院クラス』の最終回では、長屋茂にあたるチャン・デヒ会長が、立身出世を果たした主人公に土下座をするシーンがある。

「日本版の最終回でも、香川さん演じる長屋茂が土下座することになるはずです」(前同)

 香川が日本版のチャン会長を演じることが発表された際、SNSには「土下座案件発注なのかしら……」「土下座楽しみ」といった声が上がった。また、“新潮砲”後にも「六本木クラスは罪を犯した香川照之が泣きながら土下座するドラマなので続けてください。よろしくお願いします」「香川照之続々と降板してって最後六本木クラスで土下座する未来がみえるぞ…」といったコメントが寄せられた。

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