■「愛に尽きる」と市川は熱く語る

 さらに、ハッシュタグ部分にもメッセージが続いており、

《朝スタンバイチームが鏡前に卒業証書作ってくれてた。

衣装部屋でも沢山の飾り付けで祝って下さった

最後の本番が終わりチェックすると言われモニターをみていたらこれまでの八田殿特集の映像が流れた。愛に尽きる。多くの方にこの作品を愛していただきたい》

 という文章になっていた。

「最後の本番チェックです、と言われて、モニターを見ていたら、これまでの自分が演じてきた八田殿の名場面が流れてきた、ということですよね。こんなサプライズをされたら、市原ならずとも泣いてしまうんじゃないでしょうか。手作りの卒業証書といい、本当にいい現場だったことが伝わります。

 現場で感動のあまり号泣したといいますが、素の市原さんは非常に熱血漢として知られていますからね」(前出の専門誌記者)

 15年放送の『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)で、市原の妻でモデルの向山志穂(37)は、区民プールで喧嘩に遭遇した市原が「収まらないから3人で御飯食いに行こう」と喧嘩仲裁をした話や、撮影中は帰宅後も役が抜け切らないため「武士のまま」なこと、ファン思いすぎて魚屋さんで1時間も立ち話したことなどを明かしている。

「なんというか、素で三谷作品に出てきそうなキャラクターですよね(笑)。わざわざ三谷さんが駆けつけて、しかも直接髪を濡らす仕事を手伝ったというから驚きです。三谷さんはめったに現場に顔を出していないようですからね。これは激レアですよ」(前同)

 7月3日の『TVLIFE web』の《ところで、「三谷さんにお会いしたことがない」とおっしゃる出演者の方が多数いらっしゃることを耳にしました》という質問に三谷はこう話していた。

《基本的に、脚本として参加する場合は現場に行きません。物語のベースの部分を作っている人間だから、やっぱり自分の中に正解があるんですよね。その答えを持っている人間が現場に行ってしまうと作っている皆さんはやりにくいと思うんです。みんなで試行錯誤しながら作っていくことで作品が面白くなると思いますし、あんまり全能の神みたいなやつは現場にいないほうがよいと思うんですよね》

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