■9月3日のCM発表会で石川さんと内田さんは高校の文化祭以来同じ舞台に立った

 そして迎えた「銀座に志かわ」9月3日のCM発表会。石川さんと内田さんが同じ舞台に立つのは高校の文化祭以来、実に40年数年ぶりとのこと。漫画で描かれた石川さんが「月の沙漠」を歌うこちらのシーン、伴奏のギターは内田さんが演奏している。

『「たま」という船に乗っていた』(双葉社)より

 石川浩司さんと内田雅明さん 撮影/日刊大衆

 まずは丘さんが壇上に登場。「銀座のパン恋唄」へのコメントで「上品なイメージを壊さないように頑張りました。普段は愛する男性をイメージして歌っていますが、パンに対する愛を持って歌うのがポイントです」と丘さん。丘さんは壇上から一度退場。

登壇した4人 撮影/日刊大衆

 そしてお待ちかね、生歌発表の時間になり、壇上にはバックコーラスを務める石川さん、バタタケンチこと内田さん、カルロス中家さんこと中家さんを率いて丘さんが再び登場。

「銀座のパン恋唄~銀座に志かわ編~」を丘さんが歌いきった。丘さんの歌声に「やっぱりうまいな~」と感動。そして、バックコーラスには確実に石川さんが「いた」。演奏後、アナウンサーから石川さんの参加が告げられた。

「今でもバンド活動をしているんですが、バンドと演歌の方とはそれほど接点はないんですね。でも、今から約30年前に『たま』で紅白歌合戦に出演させていただきました。今日はこうしたちゃんとしたステージ衣装ですが、普段はランニングに半ズボンなんです。その恰好で紅白に出場したら、楽屋で森進一さんに(森さんのモノマネの口調で)『寒くないかい?』と言われたので『あ、大丈夫です』と返したら『そっかそっか』と言われ、そうかと思ったら五木ひろしさんに肩を揉まれたという、演歌界との接点がありました」と石川さんはコメントした。そして丘さんは「この歌で紅白の舞台に立てるように頑張りたい」とコメント。

 質疑応答で、丘さんに石川さんの印象を質問すると「個性的でとても力強かったです」と回答していた。

 会見終了後、石川さんと雑談していると、「銀座に志かわ」のフランチャイズの方たちから「『たま』、聴いていました! 写真撮ってください!」と声を掛けられ、即席の写真撮影会が始まったのが面白かった。

「銀座のパン恋唄」のテレビCMはBS-TBS「昭和歌謡ベストテンDX」ほか、各地域のスポット枠、ラジオにて放送されている。

 発表会のお土産に「水にこだわる高級あん食パン」をいただき、帰宅すると妻が「に志かわのあん食パンだ! 食べたかったんだ! 誰にもらったの?」と大喜びしていた。経緯を説明するのが面倒だったので何も言わなかったのだが、つまりはこういうことでした。

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