■「100本に1本」落合が語った、村上の渾身ホームラン

 ヤクルト優勝の前夜となった9月24日放送の『Going!』(日テレ系)は、プロ野球界のレジェンド・落合博満氏が、エンゼルス・大谷翔平選手(28)と、ヤクルト・村上宗隆選手について語りつくすといった内容だった。

「インタビュアーから、村上選手の印象を聞かれた落合氏は、“すごいのが出てきたなって感じです”と、ひと言。続いて、“(村上選手の)どこに1番、目が行きますか?”という質問に対して、“ホームランの数ですよ。野球選手は数字です”と答え、番組はそのまま、落合氏が注目した村上選手のホームランを紹介するコーナーに移りました」(前出のスポーツ紙デスク)

 そこで、落合氏が、“村上選手のすごさを象徴するホームラン”と紹介したのが、9月13日の対巨人戦の4回に飛び出した、54号ソロホームランだった。

「落合氏は、村上選手の54号ホームランを、“これは100本ホームランを打ったとして、1本だけだなって感じ”と称賛。番組で、その54号ホームランの映像が改めて流れると、落合氏は、巨人エースの菅野智之選手(32)が内角高めに投じた渾身のストレートを、村上選手がライトスタンド上段まで運んだ映像を見て、“同じ球が2度来ても、あそこは打てないと感じるホームラン”、“それだけ偶然の一致。インサイドを狙ってそのままホームランを打てた”と、村上選手の狙い撃ちが見事にハマった1発だと解説。落合氏いわく、村上選手といえど、高めの球を毎打席ホームランにするのは苦労するとのこと。その上で、“そこを狙って1発で仕留めた”という点を、高く評価していましたね」(前同)

 そして話題は、村上選手のバットの秘密にまで及んだ。

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