■“ダービージョッキー”の称号も10度目の挑戦

 10度目の挑戦となる今年、武豊のパートナーを務めるのは、今年のダービー馬・ドウデュース。

 前哨戦のニエル賞は、4着に敗れたが、本番を直前に控えた武豊の顔には、いささかの曇りもない。

「結果は残念でしたが、本番から逆算して仕上げているので、力を出せる状態にはなかったということ。それより、同じ距離、同じコースを経験できたことは間違いなくプラスです。レース後は落ち込んだかって? いや、それはありません。ヘコみもしていないし、失望もしていませんよ。名馬と呼ばれる資格を持っている馬だと思うし、勝負を期待できる馬です」

 今回で10度目の「凱旋門賞」挑戦となるが、思い起こすと、“ダービージョッキー”の称号は、10度目の挑戦で手にした勲章だった。

「そろそろ、僕が勝ってもいい頃ですよね」

 スペシャルウィークで日本ダービーを勝った数日前、武豊が冗談っぽく語ったこの言葉。まさに、そのときが来た。

■武豊騎手の凱旋門賞成績

1994年ホワイトマズル6着
2001年サガシティ3着
2006年ディープインパクト3着入線後失格
2008年メイショウサムソン10着
2010年ヴィクトワールピサ7着
2013年キズナ4着
2018年クリンチャー17着
2019年ソフトライト6着
2021年ブルーム11着

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