■基礎的な部分が欠けていて説得力が生まれない

 さらに、2020年3月18日、東出が不倫報道約2か後に謝罪会見を行なったとき、記者から「浮気相手の唐田のことが今でも好きなのか」と質問された際の東出の答えも致命的だった、と岡野氏は指摘する。東出は「私の心の内を今ここでしゃべることは妻を傷つけることになると思いますので、申し訳ありません……」と答えていた。

「当時、東出さんは唐田さんとの“浮気”に本気になってしまっていたのでしょう。もし家庭を大事に思っていたなら、浮気が発覚した後、杏さんと子どもたちに謝り、十分反省したことを行動で示して、時間をかけて家族からの信頼を回復することもできたはずです。

 しかし実際には東出さんは、十分な養育費も払わず、“杏さんとの間に3人の子をもつ父親”として責任ある行動を一切取っていませんよね。そうした基礎的な部分が欠けているので、新たな“売り”としてサバイバル生活を打ち出しても行動に説得力が生まれにくいんです。

 山暮らしをするならするで、ジビエの燻製やしいたけ栽培をするなどして、“東出印”の製品として販売するなり、サバイバル生活系YouTuberになるなりして稼ぎ、杏さんとお子さんたちへ、せめてお金の面だけでも親としての責任を果たせばいいと思われるのですが」

 杏と離婚してからも、すでに2年以上が経過した。杏は3人の子どもつれてフランスの地へと渡り、唐田は主演映画や来年配信予定のNetflix作品『極悪女王』への出演が決まり、完全復活への道を歩んでいる。

 東出の山中サバイバル生活も、彼の中で未来を見て選択したものに違いはないだろうが、その一部を世間に紹介した内容に、多くの非常に厳しい声が飛んでしまっている。東出はそれをどう聞くのか……。

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