■黒島結菜は川口春奈に続いてドラマで挽回できるか

「川口さんにとって初の“フジテレビの連ドラ主演作”というセールスポイントもありました。また、相手役はSnow Man目黒蓮さん(25)ですが、こちらも表情や手話だけで繊細な演技を見せており、“令和のキムタク(木村拓哉)”とする声まで出ています。

 目黒さんの場合、10月3日にスタートした福原遥さん(24)主演朝ドラ『舞いあがれ!』でも、この先、航空学校で主人公にかかわる重要人物となるので、出番に先駆けて人気にブーストをかける幸先のいいドラマにもなりましたね」(前出の女性誌編集者)

 一方の黒島も、10月21日からスタートするTBS金曜ドラマでヒロイン役が控えている。

「2006年に山下智久さん(37)主演で大ヒットした『クロサギ』をKing&Prince平野紫耀さん(25)主演で再構築したリメイクドラマです。

 黒島さんが演じるの吉川氷柱(よしかわ・つらら)ですが、06年版では芸能界を引退した現在も人気絶大な堀北真希さん(34)が演じていました。堀北さんのイメージが残っている視聴者もいるでしょうからハードルが高いうえ、『ちむどんどん』の世紀の大酷評という逆風もありましたから、なかなか大変な状況ではありますが、ここで好演ができれば役者としての評判は一気に取り戻せるはず。黒島さんには期待したいですね」(前同)

『クロサギ』起用について、黒島はこうコメントしていた。

《私が演じる氷柱は、ピュアな性格で、自分の信じているものをすごく大事にしている、芯の強い子だなと思います。私は“詐欺”というものに対し、行き場のない複雑な思いを感じてはいて、そこが氷柱とリンクするなと思いました》

『ちむどんどん』では“詐欺”に巻き込まれる兄(竜星涼)に苦労させられた黒島。詐欺師を食う詐欺師が主人公の『クロサギ』での演技に、注目したい――。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4