■青春時代の「言葉のキャッチボール」が後の悲劇を強調する
高校時代の想は「雪だね」という紬の言葉にそっくり「雪だね」と返したり、「雪降ると静かだよね。ねっ、静かだよね!」とはしゃぐ紬に「うるさい(笑)しーっ!」とするなど、「言葉のキャッチボール」のような場面を強調。
さらに、紬が想に好意を抱いたきっかけは朝の朝礼で作文を読み上げる想の「声」が好きだったからなのだが、
「『言葉』佐倉想。
言葉は何のためにあるのか。
なぜ生まれ存在し続けるのか。
なぜこの1つの星に複数の言語が存在するのか。
幼少期の僕は言葉の遅い子で母はひどく心配したらしい。
僕がこうして“言葉”への考えを文章にするように
伝えたい相手によって……」
という作文を読みあげる場面は、「これは好きになるよな」という説得力を十二分に感じさせる、柔らかくそれでいて説得力のある優しい語りだった。
これについて目黒は10月5日の『まんたんウェブ』などで、
《過去を楽しむことで、現代の場面に気持ちが生きてくると思いました》
《想は言葉を大事にしているので、発する言葉が流れていかないよう、僕も言葉を大事にしながらせりふを言うようにしています》
としており、強く意識して演じていたことが分かる。
「もともと目黒さんは、Snow Manの中でも特にイケメンと評判で、今回の繊細な演技などからジャニーズ事務所の大先輩の木村拓哉さん(49)にちなみ、“令和のキムタク”なんて呼び方もされています。
ただ実際、目黒さんは木村さんと2021年1月2日放送のドラマ『教場Ⅱ』(フジテレビ系)に“教官と生徒”として共演していて、大いに影響を受けていると思われます」