■永瀬主演ドラマ『新・信長公記』が大爆死した結果……

 そのひとりは、永瀬廉(23)主演の7月クールの連ドラ『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(日本テレビ系)が大爆死してしまったこと。

 初回の世帯視聴率は6.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)とパッとしないスタートを切り、第4話には3.8%を記録。9月18日放送の第9話では3.2%と右肩下がりになり、9月25日の最終回も4.4%という結果になってしまった。

 しかも、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率も2%程度という絶不調ぶりだった。

「日曜日ですが夜10時半スタートのドラマですので、同枠は世帯視聴率はどうしても低くなってしまいます。ただ、『新・信長公記』はコア視聴率も低かったですよね。同枠の前クール放送のなにわ男子道枝駿佑さん(20)が主演した『金田一少年の事件簿』は4%程度取っていましたから、かなりの差です。

 そんな背景もあるのか、実は、ジャニーズ事務所は、永瀬さんにきた来年撮影の上映館数300以上の大型映画の主演オファーを断った、という話ですね。

『新・信長公記』が大爆死した今、映画もコケたら“ドラマも映画もダメ”というレッテルを貼られてしまうし、永瀬さんの俳優としての価値が落ちてしまう。マネジメントサイドはかなり慎重になっているようですよ」(制作会社関係者)

 もうひとり“苦境”に置かれているのはキンプリでも特に「役者枠」として評価の高い平野紫耀(25)。平野は、10月21日から主演ドラマ『クロサギ』(TBS系)が控えているが、同作はどうしても高いハードルが存在するという。

「同作は同タイトルの漫画が原作で、2006年に山下智久さん(37)初単独主演でドラマ化した作品でもあります。

 山下版は絶大な支持を受けて社会現象となり、平均視聴率15.7%を記録し、翌年公開の劇場版も興行収入17.1億円のヒットを記録。主題歌の『抱いてセニョリータ』は売り上げ枚数59.9万枚に達し、『2006年ドラマ主題歌シングルTOP10』で1位も獲得しています。

 山下さんの代表作とも言える作品になっているだけに、これを超えなければならない、という意味で平野さんには相当なプレッシャーになると思います。マーケティングな意味でも、やりづらい部分がありますね」(前同)

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