■『ミヤネ屋』の“旧統一教会バブル”は終焉へ

 前出の制作会社関係者が続ける。

「圧力に屈して扱わなくなったというのはありえません。ただ単純に、最近は同問題を取り扱っても視聴率が伸びなくなってきているんです。

 問題はまだまだ山積みですし、解決に向かっていってほしいですが、各局が同じような情報を連日のように報じ、視聴者からも飽きられつつある、というのが大きいのではないでしょうか。ここ最近は大きな展開もありませんからね」

 10月初旬の段階で『ミヤネ屋』は世帯6%前後の視聴率を取っていたが、ここ最近は5%前後にまで落ちてきているという。

「『ミヤネ屋』のバブルが終わったというのがありますが、午後帯のテレビ番組では今、大きな変化が起こっています。その大きなひとつが、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の再放送が猛威を振るっていること。以前からテレ朝では平日の昼から夕方にかけて『相棒』の再放送を流していましたが、新シーズンが始まったこともあり、再放送の数字も急上昇しているんです」(前同)

■『相棒』は再放送でも7.8%!

 水谷豊(70)が主演を務める『相棒 season21』の初回が10月12日に放送され、世帯視聴率17.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率9.8%を記録。瞬間最高は22時過ぎの番組クライマックスで、世帯20.2%と大台をマークした。

 今シーズンは寺脇康文(60)演じる初代相棒の亀山薫が約14年ぶりに“5代目相棒”として復活するということもあり、ドラマはスタート前から大いに注目を集めていた。

「本放送に加え、ここ最近は再放送も絶好調なんです。テレ朝では9月時点で『相棒』の再放送をやっていましたが、視聴率はそれほど高くはありませんでした。たとえば9月27日は世帯4.7%ですから。

 ところが新シーズンのスタートが近づくにつれて、数字は急上昇。10月6日は7.8%と跳ね上がりました。その後は7%を超える日も増え、12日の新シーズンスタートの夕方の再放送も7.0%となっています」(同)

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