■“相棒効果”で『スーパーJチャンネル』の視聴率も急上昇

 16時台で7%というのは、驚異的な数字と言えるだろう。

「同時間帯トップをひた走ってきた藤井貴彦アナウンサー(50)がMCを務める『newsevery.』(日本テレビ系)でさえ16時台は5%台ですから、いかに『相棒』の再放送が見られているかがわかりますよね」(前出の制作会社関係者)

 さらに『相棒』の再放送を受けて始まる夕方のニュース番組『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)も、数字を伸ばしているという。

「『相棒』を見て、そのままチャンネルを変えることなくテレ朝を見続けるという視聴者も少なくないということですよね。夕方のニュース番組では『news every.』が世帯9~10%と同時間帯トップ。井上貴博アナ(38)とホラン千秋さん(34)がMCを務める『Nスタ』(TBS系)が7~8%で2位。

 3位の『スーパーJチャンネル』は、長年にわたって両番組の後塵を拝してきました。ところが“相棒効果”もあって『スーパーJチャンネル』が『Nスタ』を抜いて2位になる日も増えているんです」(前同)

■最も割りを食っているのはホラン千秋の『Nスタ』

『ミヤネ屋』の“統一教会バブル”が終焉を迎える一方、『相棒』の再放送が急上昇。好調『news every.』の視聴率にも影響を与えるとともに、『スーパーJチャンネル』が台頭し、『Nスタ』が最も割りを食っている――といったところだろうか。

「夕方のニュース番組やドラマの再放送は、その後のゴールデンやプライム帯の番組の数字にも影響してきますからね。

 だからこそ“旧統一教会バブル”に沸いた『ミヤネ屋』から『news every.』、ゴールデンへと見事にバトンをつないでいた日テレは一人勝ち状態でもあったわけです。ただ、“相棒効果”でテレ朝が王者・日テレに迫る――ということもあるのかもしれません」(同)

 ラストシーズンだとも言われる『相棒』だが、その人気と影響力はいまだに衰え知らずのようだ――。

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