■若手時代の松本を象徴する「道明寺」と「沢田慎」

 ちなみに、松本は高校時代は「キング」と呼ばれていたそうだが、2018年放送の『VS嵐』(フジテレビ系)で松本は「それは直接呼ばれてないから。認識してない。山P(山下智久)にいじられてるだけ」と否定していた。

「俳優はハマリ役を見つけると、しばらくその役名で呼ばれることが多いですが、今回の“殿”もそうなりそうですね。まだ現在ほど嵐や“松本潤”の名前が売れていなかった時期も、役はハマリ役が多かったので、いまだにその印象で呼んでいるファンもたまに見かけますね」(女性誌編集者)

 若手時代の松本の象徴とも呼べるキャラは“2人”。

 1人は、2002年の仲間由紀恵(42)主演の学園ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)で不良生徒たちのリーダー的存在だった“沢田慎”。

 もう1人は、嵐そのものの知名度を本格的に向上させたことでも有名な05年の井上真央(35)主演ドラマ『花より男子』シリーズ(TBS系)で演じていた、眉目秀麗な四人組のお坊ちゃま集団“F4”のリーダーで典型的な「俺様」キャラの道明寺司(どうみょうじ・つかさ)だ。

「とりわけ『花より男子』の道明寺は、主人公のつくし(井上)と繰り広げるラブロマンスがあまりに胸キュンだったこと、また実際は微妙なところですが、放送から17年が過ぎた現在も井上さんとの交際がウワサされ続けていて、“相手が真央ちゃんなら結婚しても全然オッケー!”とするファンも多く、“松本潤”を象徴するキャラともいえる。

 それだけに、いまだに”松本=道明寺“とするファンは多いし、その後も俺様系やナルシスト系のイメージが強くなりましたね」(前同)

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