■座長・町田啓太が「みんなから愛されるワケ」

「ドラマの座長である町田さんは一見クールに見えます。でも、実はそうじゃなくてアツい人で、それでいて物事をフラットに見るというか、常に冷静に現場で振る舞える方でした。

 連続ドラマの主演と言えば、自分が立ってなんぼじゃないですか? でも、町田さんはそうではなく、自分より相手、周囲が立つようにいつも考えている方でしたね。それは今回の『テッパチ!』の撮影現場ではうってつけのものでした。『テッパチ!』にはまだ撮影経験の浅い若手の俳優たちが多く出演していました。彼らが立つように、普段から誰彼なく気さくに話しかけたりして緊張感を解いてあげたりしていたんです。

 それは俳優陣だけではなく、スタッフの方々含めすべての周囲に対してでした。町田さんが演じていた主人公の国生は喜怒哀楽の激しいキャラクターでしたが、町田さん自身は全く違いましたね。いつも心を配って振る舞っている感じ。自然で爽やかなんです。あれは簡単にはできることではありません。町田さんはまだまだ若いし、主演経験もたくさんあるわけではないはずなのに、すごいなと感じましたね。町田さんは本当に愛される主役です。

 そして、『テッパチ!』は僕と同じように戦隊モノ出身の若い俳優さんが何人も出ていたんです。その方たちも、北村さん、白石さん、そして町田さんと一緒に『テッパチ!』の現場を経験できたことは、とてもいい経験になったと思いますね」

 今夏、町田とともにアツい『テッパチ!』の現場を駆け抜けた南が主演、そして同作の制作会社の社長を務める映画『劇場版「TOKYO yancha BOYS」episode1 departure』が、10月22日から公開となる――。

南翔太 ※提供画像

みなみ・しょうた 1982年3月27日 、愛知県幡豆郡幡豆町(現・西尾市)出身。芸映所属。2007年、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の主演・レイ / レイモン役を務め、以降5年間シリーズに出演する。その後、ドラマ、映画、舞台と数多くの作品に出演。現在は、「(株)Shibuya Cinema Tokyo」の代表取締役社長も務める。

『劇場版「TOKYO yancha BOYS」episode1 departure』   2022年10月22日(土)~ 池袋エンタメ横丁(東京)から始まり大分・愛知にて順次、上映開始。

【詳細情報】https://twitter.com/cinema_shibuya/status/1581153751079190528

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