■目黒蓮と木村拓哉の違いは「男性人気」の有無か
新進気鋭の脚本家の連ドラ出演、「目線の演技」、「ルックス」、Ｓｎｏｗ ＭａｎとＳＭＡＰのバラエティという共通点……などなど、目黒は木村の大ブレイク直前と似た状況にあるようだ。しかし、霜田氏は「木村さんは、目黒さんやジャニーズの後輩に“木村拓哉のようになってほしい”とは考えていないのでは」と話す。
「木村さんは、“自分のようになってほしい”というよりは、どちらかといえば、”後輩たちがそれぞれ自分のやりたいことでブレイクしてほしい”と考えていると思います」
そして、目黒と木村が違っている点について続ける。
「目黒さんと木村さんの違いは、目黒さんは比較的、繊細な役柄が多いですよね。まだ出演作が少ないのでなんとも言えないところですが、『消えた初恋』（テレビ朝日系）ではなにわ男子の道枝駿佑さん（１９）と男性同士の恋愛、今回の『ｓｉｌｅｎｔ』では後天的に聴覚に障がいをもつ役など、微妙なニュアンスで、等身大の人間として演じることができる俳優だと思います。
今のところ目黒さんは女性人気が主体だと考えられますが、ブレイク当時の木村さんは男性人気もすごかった。２００１年の連続ドラマ『ＨＥＲＯ』（フジテレビ系）で演じた型破りな検事など、繊細というよりは"豪快な男性”を演じていた印象が強いです」
