■キンプリ、嵐、なにわ男子のカレンダーを担当

 新潮社は2019年にはKing&Prince(キンプリ)、2020年にもキンプリ、さらにはラストイヤーののカレンダーも担当。2021年は同年11月にデビューしたばかりのなにわ男子のカレンダーを担当した。

「なにわ男子のカレンダーは、Snow Manに次ぐ2位の売り上げを記録しました。新潮社は2000年に入ってからは、2018年までジャニーズグループのカレンダーを制作していなかった、いわば新規参入組。にもかかわらず、これまで売れ筋グループのカレンダーを連続で担当しているんです」(前出の夕刊紙デスク)

 ジャニーズのカレンダーは、小学館、集英社、講談社、角川書店、光文社といった出版社が手がけてきた。『Myojo』(集英社)はもちろん、『女性セブン』(小学館)や『女性自身』(光文社)などは、ジャニーズと親密なメディアだと言われているが、良好な関係を築くことでカレンダーの制作権をゲットしてきた。

「そんな中、いきなり横から入ってきた感もあった新潮社がおいしいところを持っていきまくっているんです。今年もSixTONESですからね。Snow Manには及びませんが、彼らもアルバムの売り上げは50万枚超。若手トップクラスの人気グループです。

 当然、他の出版社の担当者からは不満の声が出たこともありました。特に2019年のキンプリの際は。ただ、新潮社は非常にうまいやり方でジャニーズ事務所と密な関係を築いたと見られています。2018年の一件があったから、今も売れ筋グループを担当できていると、関係者の間ではもっぱらですね……」(前同)

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