■2018年にジャニーズと新潮社が“急接近”したワケ

 2018年9月19日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、ジャニーズ事務所の現副社長・滝沢秀明氏(40)と、現社長・藤島ジュリー景子氏との確執を報じた。

 その翌週の同27日に『週刊文春』のライバル誌である『週刊新潮』(新潮社)が、滝沢氏のロングインタビューを掲載。その内容は、『週刊文春』の報道を滝沢本人が否定するというものだった。

「要するに『新潮』は、ジャニーズ事務所サイドに『文春』報道への反論の場を提供した、ということですよね。これをきっかけにジャニーズ事務所と新潮社が親密になっていったと言われています。そこからいきなりキンプリのカレンダーですからね。当時のキンプリといえば、デビュー直後で最も売れ筋だと言われていたグループです。

 カレンダーをやるようになってから『週刊新潮』では、ジャニーズタレントのスキャンダルをあまり取り上げなくなったとも言われています。ちなみにNEWS加藤シゲアキ(35)の小説『オルタネート』も新潮社から出ていますよね」(前出の夕刊紙デスク)

 もちろん、『週刊新潮』が今後もジャニーズタレントのスキャンダルをいっさい報じなくなるというわけではないだろう。『週刊新潮』は、今年8月と9月にも香川照之(56)のスキャンダルを報じるなど、『週刊文春』と双璧をなす硬派な週刊誌というポジションを確立している。

「それでも、カレンダーをやるようになってからは、ジャニーズ事務所とずいぶんいい関係を築いている、と見られていますね。ジャニーズのスキャンダルを報じまくっている『週刊文春』は未来永劫カレンダーを担当することはないと言われていますが、新潮社はそことは一線を画している、ということではないでしょうか」(前同)

 来年のジャニーズカレンダーは、どのグループが売り上げトップとなるのだろうか!?

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