■風間俊介演じる春尾にはどんな過去が!?

 春尾の知らないところで第4話の湊斗は「想は聴覚以外昔と何も変わらない」と昔の友人たちと再会させようと積極的に動いていたので、この演出の対比に視聴者は、

《風間俊介くんの言葉(手話)想の気持ち代弁してるね。》《まだ想の気持ち、本人が語ってないよね。勝手にどんどん周りが進んでいっちゃって、それこそ風間ぽんの「わかってるつもり」なのかもしれない。》《相手を思うことと相手に気を遣うことの境目はどこ?風間俊介君の言ってた言葉が重い。》

 と唸っていた。それと同時に、この話題を話す際の表情は常に暗いものを感じさせるため、「春尾は過去にろう者と何かあったのだろうな」といった声もSNSには寄せられていた。

 そして、視聴者を早くも騒然とさせているのが次回予告。紬と想が2人きりでレストランで話す場面で、《再会しなければよかったと思った》という残酷すぎる一文が書かれたノートを見せる場面があったのだ。

「表情から“紬が想に”見せたようにも、ノートの向きから“想が紬に”見せたようにも受け取れる。さらには、“実は湊斗が残したノート”なんて推理もファンの間で繰り広げられています。どちらとも解釈できる意味深な予告が巧みなだけに、第5話以降もさらに目が離せない展開になるのは間違いないでしょう」

 この日の『silent』はプロ野球の日本シリーズのため、放送が23時30分からとドラマ終了時には日が変わるような遅い時間だったにもかかわらず、世帯視聴率5.2%、個人視聴率2.9%を記録(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。視聴者の高い関心を示したかたちだが、脇を固める板垣と風間の名演技もますます目が離さず、今後のさらなる盛り上がりも大いに期待できそうだ!

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