■「某政党の2人を思い出す」という声多数のルー大柴と寺田
「今までにやったことない役なので、けっこうサプライズしながらやってます」と10月18日にツイッターのキャストインタビューで“ルー語”で話していたルー大柴だが、
《ブラックサン、ルー大柴のポテンシャルを最大限まで引き出してて凄い なぜルー大柴のポテンシャルを引き出そうとしたのかは分かんないけど》《悪の総理大臣役のルー大柴がめちゃくちゃうまくてこのルー大柴ってあのルー大柴とルー大柴がゲシュタルト崩壊する感覚が。》《ルー大柴のポテンシャルを引き出し過ぎでしょブラックサン。》
と視聴者には大好評だった。
また、役名が“幹事長”で出番もセリフも少ないながら、大柴と一緒に強烈すぎる「現実とのシンクロ」を与えたのが、名優・寺田農(79)だった。もっとも、大柴と寺田の高すぎる演技力が、作品の評価が番外で賛否別れる要因になった部分はあるが……。
■「元ネタ」に反応する視聴者は多い
「ルー大柴さん演じる堂波総理は安倍晋三元首相(享年67)、寺田さん演じる“幹事長”は安倍さんの盟友である麻生太郎副総裁(82)に非常にそっくりで、あからさまなオマージュが感じられました。
本筋とは全く関係ないところで、2012年に起きた安倍元首相の“3500円カツカレー報道”を意識したような場面があったほか、ネットで有名な“野党の答弁に2人で笑う安倍と麻生”の構図に露骨に寄せたカメラワークなどもあり、寺田さんはさすがベテランというべきか、表情や“姿勢”の演技が完璧に麻生さん独特の雰囲気を完全再現していましたね。
詳細は伏せますが、旗色が悪くなったら“解散総選挙”でうやむやにしようとする、という会話もあり、暗に“自民党を揶揄しているのではないか”という考察もあります」
実際に本編を鑑賞したファンからは、
《仮面ライダーBLACK SUNまだ一秒も観てないんだけど寄せかたが明らかに安倍と麻生なのじわじわくるな。》《改めてちゃんとキャラを殺す作品ってなにか訴えかけてくるものあったしなんか政治の描写とかまんま自民党だしww》《BLACK SUN、「総理!総理がお答え下さい」とか野党ディスる総理大臣とかの現状の野党&自民党完コピが完コピと言っていいレベルだったと思うんだけど何あれ》
といった声がSNSに多く上がっている。