回転寿司4大チェーンをプロ実食!最新版「コスパ最高の店」マル禁決定戦【画像】ネタ別コスパ徹底比較!の画像
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 安くて、おいしい回転寿司。そんな“庶民の台所”で、不祥事が続いている。

「業界4位のかっぱ寿司は、社長が転職前に所属していた同業他社の営業秘密を不正に持ち出した疑いで逮捕。2位のくら寿司は、現場のパワハラ問題が浮上、1位のスシローは、品切れのウニやカニを宣伝した、おとり広告問題を報じられました」(経済誌記者)

 さらに、この秋は値上げの波も直撃している。

「世界的な物価高や、円安による仕入れ値の高騰で、安さが維持できなくなり、10月には、ついにスシローと、くら寿司から看板だった税抜き100円の皿が消えました」(前同)

 スキャンダルに値上げと、波乱の回転寿司界。だが、一方で、各社の涙ぐましい企業努力により、お手頃価格を維持しているのも事実。

 そこで今回は、回転寿司評論家の米川伸生氏の協力のもと、大手4社(スシロー、くら寿司、はま寿司、かっぱ寿司)で人気ネタを食べ比べ。胃と財布に優しい“最新のコスパ最高店”を探ってみることにした。

■スシローのマグロは味もコスパもいい

 まず、米川氏が味もコスパもいいと太鼓判を押すのが、スシローの『マグロ』(1皿120~150円、店舗により値段が異なる)だ。

「赤身の味と香りが濃厚なメバチマグロを使っているのが特徴。この秋、1皿10円以上値上げしましたが、メバチは仕入れ値が高いので、依然としてコスパはいい。だが、また、同社の『天然インド鮪7貫食べ比べ』(1120~1210円)は、大サービス品と言えるほどお得です」(米川氏=以下同)

■くら寿司のサーモンとイクラ

 続いて、人気のサーモンとイクラ。米川氏によると、「ウクライナ情勢で、サーモンの仕入れ値が高騰」。そこで、考案されたのが、くら寿司の『大切り生サーモン1貫』(165円)と、『たっぷりいくら軍艦』(165円)だという。

「大切り生サーモンは、ぶ厚くて食べ応えがあり、口いっぱいにうま味が広がります。イクラ軍艦は、名前の通り、山ほど盛られていてプチプチ食感が際立つ一品。どちらも、1貫での提供にして、その分、ネタのボリュームを増やしたことで、満足感を高めています」

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