「泣ける大ヒットドラマ」川口春奈×SnowMan目黒蓮フジ『silent』「視聴者号泣シーン」ベスト3!「涙の主役」は鈴鹿央士!!の画像
目黒蓮(SnowMan)、川口春奈、鈴鹿央士

 川口春奈(27)主演のドラマ『silent』(フジテレビ系)。共演のSnow Man目黒蓮(25)と鈴鹿央士(22)との3人の関係とそれぞれの演技が絶賛されているが、11月3日放送回で早くも第5話を迎えた。毎週、視聴者の間では「泣ける」「切なすぎ」という声がリアルタイムで多くあふれ、もはや社会現象と言えるほどの状態になっている。

「とりわけ、鈴鹿さん演じる“湊斗”が涙するシーンが毎回本当に印象的で……最近では“恋愛ドラマ”というより“想と湊斗の友情を描いたドラマ”と認識して楽しむファンも少なくありません。2021年放送の鈴鹿さん出世作『ドラゴン桜』(TBS系)でもそうでしたが、涙が非常に似合う名優になりつつありますね」(テレビ誌編集者)

 今回はそんな湊斗が“主役的”な活躍をした、視聴者号泣の名シーン「ベスト3」を紹介するが、あらためて『silent』のメインキャラクター3人の解説を添えておこう。

・青羽紬(川口春奈):想の8年前(高校時代)の恋人で、現在は湊斗の恋人。偶然再会した想が聴覚を失っていることを知り、あらためて交流を始める。

・佐倉想(目黒蓮):紬の元カレで、湊斗の親友。高校卒業後に「若年発症型両側性感音難聴」を患い聴力をほとんど失ってしまったため、現在は手話やスマホの文字アプリで会話している。紬のことが好きだったゆえに、聴覚を失ったことは隠したまま身を引いていた。

・戸川湊斗(鈴鹿央士):現在の紬の交際相手。想と再会後、しばらくは親友の現状を受け入れられずにいたが、あらためて交流を再開。紬と想を大切に思うあまり、紬と自分は別れて、紬と想ともう一度復縁して欲しいと願っている。

■第3位/「名前を呼んで振り返って欲しかっただけなのに」

(※本記事は以下、連続ドラマ『silent』第5話までネタバレがあります。未見でこれからご覧になる予定のある方はご注意ください)

 第3話(10月20日放送)のラストシーンより。この回では、湊斗が、想の耳が聞こえないのを分かっていて後ろから大声で呼んだり、電話したり、健常者と同じように世間話をするなど、「紬の現在の恋人である湊斗が想に嫉妬しているゆえの嫌がらせ」とも受け取れる描写があったが、これはミスリード。真意は、「昔の親友が、もう自分の声を聴いて振り向けなくなってしまった」という事実を認めたくなかったためだと明らかになったのが、第3話ラストだった。

 もう想は自分が呼んでも振り返ってくれない――。現実をあらためて突きつけられた湊斗は家を飛び出し、それを紬が追いかける。「紬、想の方がいいんじゃないかって。盗られるんじゃないかって」と話す湊斗に、紬はあらためて恋愛感情ではないと否定するも、

「そう思って、そういうこと気にしてイライラしてる方が、楽だったから!」

「友達の病気受け入れるよりずっと楽だったから…… 振り返ってほしかっただけなのに」

 そう言って膝を抱えて泣き崩れる湊斗の姿には、

《紬とか、恋愛とか、彼氏とか、元カレとか、全部全部関係なかったわ。想と湊斗の友情の話だったんだわ》《湊斗にいっぱい泣かされたよ 3人共幸せになって欲しいね。》《silent3話は全青春を過ごしてきたメンズが涙したんじゃないだろうか、男の友情はダメです…》

 といった感動の声がSNSに寄せられ、多くの視聴者が涙していた。高校時代の「男子あるある」なおふざけとの切ない対比から、男性視聴者の心も強く捉えたことだろう。

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